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翻訳する心構えとは? - ヨシコ・ランズバーグ

2013/06/10

「翻訳する心構えとは?」


ヨシコ・ランズバーグ :
バベル翻訳大学院インターナショナルパラリーガル・法律翻訳専攻
 



私は、現在バベル翻訳大学院でインターナショナルパラリーガル・法律翻訳を専攻しています。周囲の環境に影響され、法律に興味を持ち始め、現在の専攻を選んだ次第です。卒業後は、勉強している分野を生かし、リーガルトランスレーターとして、法律や契約書関連の文書を積極的に翻訳していきたいと思っています。

現在勉強している法律翻訳を通して、翻訳する心構えを自分なりに考えてみました。

法律文書の翻訳においては、正確さが重要であり、文芸翻訳のように多彩な言語の表現性は重要視されません。原文通りに1語1語訳すのではなく、原文と翻訳文の意図する部分がイコールになればいいと学びました。法律文では文章通りに英語の文章を日本語に置き換えると意味が変になってしまう部分が多々あります。それなので、文書全体の意図を相対的に正確に把握する能力が要求されます。

したがって、法律文書を翻訳するためには、日本もしくはアメリカなどの原文の国の法律に関する知識が必要となってきます。もし、法律の知識が薄ければ手薄な文章になりますし、知識が高ければ正確かつ綿密な文章が書けることでしょう。

また、色々な法律の文章を熟読することにより、法律翻訳にあった文章を書けるようにもなります。私が現在のインターナショナルパラリーガル・法律翻訳の専攻を学ぶまで、法律文章に決まった表現方法がある事を知りませんでした。翻訳者というプロになっても、こういったルールが分からなければ、成果物もただの素人レベルの物になってしまうでしょう。その分野のさまざまな知識を豊富にする事はとても重要なことだと思います。

これらの点から、法律翻訳をする心構えとは、常に法律やそれらに関係する情報、法律の歴史背景を見つけ、探究心を持つことが大事なのではないかと思います。それは、常に自分の引出を豊富にしていく事です。

1から100まで法律文書全体を丸暗記する必要はないと思いますが、どういう文書だったらこの分野の法律が必要なんだろうな、という知識位は持ったほうがいいと思います。そうすれば、知らない法律の分野の文章に出くわした際も、リサーチ能力が役立ちますし、クライアントが満足する文章の提供が出来るからです。また、法律文書を翻訳する際は、どういった法律の表現方法があっているかなども、頭の片隅に置き、常に法律と向き合っていくことが大切だと思います。

私が現在、演習で法律文書を翻訳するときは、常にその時に合った法律に関する情報を得るようにし、どのようにしてこの文書をつくるに至ったかの過程を想像しながら翻訳をするように心がけています。

 


<プロフィール>
Yoshiko Landsberg
ハワイに3年程住み、現在旅行関連の仕事をしています。ハワイでより快適な生活を送るため、アメリカやハワイの法律に興味を持ち始めました。将来、弁護士事務所でパラリーガルの仕事につくのが目標で、バベル翻訳大学院、インターナショナルパラリーガル・法律翻訳専攻で学んでいます。

 

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