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【翻訳者インタビュー・奥隆子さん】絵本『ローズとライオン』

2019/02/07

連載216回目の2月7日号では、絵本『ローズとライオン』の翻訳者の奥隆子さんの活動をご紹介します!
このコーナーでは、これまでたくさんの翻訳家にスポットをあて、
どんな方がバベルの翻訳ワークショップからデビューしているのかをご紹介し、
インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探ってきました。
また、原作の作者やイラストレーターからもメッセージも紹介してきました。
今号では絵本『ローズとライオン』の翻訳者の奥隆子さんのさまざまな活動をお伺いしました。
是非、読者の皆さまも一緒に追体験をしていただければと思います。お楽しみください。 

 

編集:はじめにプロフィールと最近の活動についてお聞かせください。
 

奥隆子さん:
 『ローズとライオン』を出版したとき、一番多かった反響がお母さまたちからの「子どものために買ったはずが、わたし自身が癒された」「幼かったときの感覚を取り戻せた」というものでした。

わたし自身が、一旦は諦めた翻訳家の道を再び志したのも、虐げられ傷付いて縮こまっていたわたしの中の「小さなたかこちゃん」を取り戻したかったからでもあります。

小さい頃は、誰だってなんでもできる氣がしたし、なんならお空だって飛べる氣がしていたのではないでしょうか。

周囲の大人たちにこんなことしたいという夢や希望を無邪氣に語ると「そんなことできっこない。あなたには無理よ」「社会はそんなに甘くない」というような先生や親たちからの分かったような一方的な意見によって夢を諦め、可能性を狭めていってしまった結果、私自身、本当は何がしたかったのかさえ分からないまま大きくなってしまった方が大半なのではないでしょうか。

けれども、あなたには無理よと言った大人たちも、実は挑戦さえもしなかったのは、そのまた上の世代の犠牲者だったからかもしれない。

そういった哀しい連鎖を断ち切るためには、先ずは大人たちが癒され、本当に生きたかった人生を生きること。大人がイキイキとやりたいことをやって輝いていれば、それを見ている子どもたちもきっと、精神的な安らぎを得られるだろうし明るい未来を夢見ることができると想うのです。

そんな世界を創りたいな、と想って活動しています。


編集:
早速ですが、隆子さんが翻訳を学び、『ローズとライオン』を出版して、現在の活動にリンクすることがあれば、お聞かせください。

奥隆子さん:
ローズという小さな女の子がライオンの背中に乗って宇宙を大冒険するお話なのですが、これが現実だったのか、あるいはローズの夢だったのかさえ、定かではありません。

でも、実は目に見える世界より見えない世界の占める割合の方が圧倒的に多いのです。
(有名な『星の王子さま』の中でも、本当に大切なことは目に見えないんだよ、と言っていますね)

目に見えない世界をどれほど信じられるかが、心の豊かさにも繋がると想っていています。

『ローズとライオン』の世界は深い優しさと安らぎに満ちています。そしてそれは、宇宙の本質だと想っています。

 宇宙の本質が愛であり豊かさならば、心もお金も豊かになることが本当の豊かさだと想います。だって、豊かさは宇宙の本質なのですから自分自身が本質に還れば、経済的な豊かさも自ずと実現されるはずなのです。

ところが、このお金についても様々な洗脳がありお金は汚いものだ、とかお金のことは口にしたらいけない、とかといったような誤った認識がなされています。

けれども、実際にはお金はあった方がいいし、稼いだらそれを循環させた方がいい。
お金は大切な人を仕合わせにするためのツールだということを伝えたくて最近は、お金についての活動や発信も始めたところです。


編集:
昨年、出版社を立ち上げたということですが、どのようなきっかけ、想いで立ち上げたのでしょうか。立ち上げられた「合同会社 花音」の由来も教えていただければ幸いです。
 

奥隆子さん:
『ローズとライオン』を出版していただいたのが、2015年5月でした。
同年8月に初めて御社の湯浅社長とお会いする機会をいただいたのですが、その初めての席で「あなた、自分で会社作りなさい、そして次からは自分の会社で出版しなさい」と言われました。

正直、絵本を出版する、というわたしにとっての積年の夢を成し遂げただけでも、まだ大きな達成感に包まれていて夢見心地というか、出版できたのが信じられない、といったときでしたから、桁違いの壮大なことを提案されて、青天の霹靂、というか、この社長、何を言ってるんだろう、くらいの衝撃で(笑)もう、お口ぽっかぁんという感じでした。 

でも、湯浅社長の言葉はずっと胸にありました。

そんな中で数年が過ぎ、お金の活動を始めて以来のメンターから、昨年「大変な時代がくるよ、これからは個の時代でもある、だから自立しなさい」と言われ、周りがバタバタと会社を立ち上げたタイミングがあって。

ここで流れに乗ってしまおう、でなければ、また何年も会社なんてできない、と想ったので、本当に突然でしたが、エイヤ!で、ちょうど自分の誕生日に法人登記しました。

「花音」については、2012年くらいから名乗っていたハンドルネームで、実はローズより古いのです(笑)

当時ちょうどスピリチュアルをかじりはじめた頃で、周りでは「男性性と女性性の統合だ」とか言ってました。

ところが、自分の人生を振り返ったとき、小さな頃の傷ついたことが原因で「誰もわたしを護ってくれない。だから自分で自分を護らなきゃ」と戦士のように男性的にと生きてたな、というのがあって。「隆子」の「隆」も、どちからかと言えば男性的な漢字で、名は体を表す、ではないですが、まさに男だった(笑)

でも本当は幼い頃から空想やファンタジーが大好きな夢見る夢子だったわけですから、本来の女性性を取り戻したいな、と想っていたときにふと降りてきたのが「かのん」だったのです。しかも数秘の本で調べてみたら、ひらがなで「たかこ」と「かのん」がちょうど同じ数秘で。

これは、きっと意味があるに違いない、「かのんちゃん」と呼んでもらったら、なんだか胸がトキメいて、きゅんとするものだから、女性性を取り戻すのにちょうどいいかも、と当時の仲間に頼んで「かのんちゃん」と呼んでもらっていた時期があったのです。

だから、自分の片割れみたいな名前なので、そのまま会社名にしました。

漢字にするとき「華音」とちょっと迷ったけれど、「華」は、華やかさがあるけれど、どうも中華っぽいし、「花」の方が可愛いかな、と。(笑)


編集:
最後にこれからの抱負や、さらに翻訳してみたい作品のことなどをお聞かせください。
 

奥隆子さん:
 
ローズを出版した直後から書いている自作の童話3部作があるのですが、これがなかなか陽の目をみない(笑)

これも、どこかのタイミングでエイヤ!で、一氣に形にしたいと想っています。
あとは、絵本の翻訳も本当はもっとやりたいのですが、心からこれ!だと感じられるような魂で想える響き合える作品との出会いを大切にしたいと想っています。そういう意味でも、つくづく、ローズとの出会いは特別だったと感じます。

『ローズとライオン』のように、物語を読んだり、美しい挿絵を見たりしているだけで心が温まる、優しい絵本を探しています。

最近、各地で大人の絵本会が広まっていて、子ども向けのみならず、あちこちで読み聞かせに使っていただいているのもありがたいことです。そういう会を自分でも持てたらいいな、と想っています。


編集:
これからも隆子さんのご活躍を期待しております。本日はありがとうございました。
 
奥隆子さん:
こちらこそ、このような機会をありがとうございました。
今後とも応援どうぞよろしくお願いいたします。

 
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