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【プロフェッショナルトランスレーター対談】絵本で築く素敵な親子関係~大切なことは絵本が教えてくれる~ 聞き手:いとうさゆりさん ゲスト:ゆざわちはるさん

2018/04/23


連載197回目の4月23日号では、絵本翻訳家のいとうさゆりさんが、
アドラー心理学勇気づけリーダー&基礎絵本セラピストでたくさんの方々を癒している
ゆざわちはるさんをご紹介します。お楽しみ下さい。



<プロフィール>
いとうさゆり:カナダ在住の絵本翻訳家。イギリスのクリスマスの定番絵本『こえだのとうさん』や全米ベストセラー『おやすみヨガ』を翻訳出版。キッズヨガ情報(HAPPY KIDS YOGA)を発信中。
ゆざわちはるはるいろ木かげ アドラー心理学勇気づけリーダー&基礎絵本セラピスト。


このコーナーでは、これまでたくさんの翻訳家にスポットをあて、どんな方がバベルの翻訳ワークショップからデビューしているのかをご紹介し、インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探ってきました。また、原作の作者やイラストレーターからもメッセージも紹介してきました。お楽しみください。

いとう
ゆざわさん、こんにちは。初めてお会いしたのは、山本潤子さん主催の大人のための絵本セラピー®だったと記憶しています。個人的には、『おやすみヨガ』(マリアム・ゲーツ(作)サラ・ジェーン・ヒンダー(絵)いとうさゆり(訳)バベルプレス(刊))を翻訳出版して、キッズヨガへの興味がますます広がったのですが、ゆざわさんのブログを拝読し、私がヨガを学んでいく内に取り入れてきた考え方とゆざわさんが発信されているメッセージにたくさんの共通点があることが分かって、お話を伺いたいと思っていたんです。今日は、どうぞ宜しくお願いいたします。


ゆざわ

いとうさん、こちらこそよろしくお願いいたします。私もいとうさんの翻訳した『おやすみヨガ』、『こえだのとうさん』(ジュリア・ドナルドソン(作)アクセル・シェフラー(絵)いとうさゆり(訳)バベルプレス(刊))の絵本が大好きで、翻訳者のいとうさんとお話できる機会を頂けてとても嬉しいです。そして、ブログをお読みいただいているということで感激しています。どうもありがとうございます。




いとう
はるいろ木かげでブログを書かれていますが、温かい人柄と優しさがにじみ出ていて、大好きです。ささくれ立っていた私の気持ちを優しく包み込んでくれるような言葉もあれば、逆に反省しなきゃとハッとさせられる言葉もあり、勉強になります。ブログを書くようになったきっかけを教えて頂けますか?




ゆざわ
そんな風に想って頂けてとても光栄です。ブログを始めたのは、基礎絵本セラピストとして活動を始めたのと同時で、絵本や絵本セラピーの素晴らしさを多くの方にお伝えしたいと想ったのと、私が経験してきたことからの気づきや、自分を勇気づけるためのメッセージが、同じような悩みや問題を抱えている誰かの役に立てばいいなという想いから書き始めました。



いとう
とても役に立っています! そしてもっとたくさんの人にもゆざわさんのブログを読んで頂いて欲しいなと思いました。ゆざわさんは、絵本セラピー以外にも、アドラー心理学をベースにした勇気づけリーダーをされているそうですね。どんな活動なのか、詳しく教えて頂けますか?また、絵本セラピーという言葉を初めて聞く方もいらっしゃると思うので、どのような活動なのか教えて下さい。


ゆざわ
はい。私は主にお母さん向けにワークショップを開催していますが、子育てして行く中で特に大切だと感じている大きな柱が「絵本」と「勇気づけ」の2つだと想っていて、それをお伝えする活動をしています。

絵本セラピーは、数冊の絵本からなるプログラムを通して、まず読み聞かせてもらうことの心地よさや、自分で読むこととの違いを体験して頂き、そこから感じたことをシェアしたり、効果的な質問に答えたり、物語のテーマから発展したワークを体験することで、ごく自然にその人らしさを引き出していくという気づきとふれあいのワークショップです。


いとう
「自然にその人らしさが引き出される」ですね。はじめて、絵本セラピーを体験したときのことを思い出しました! 絵本を読んでもらうことで、普段繕っている表面的な自分でなくて、繕いを剥いだピュアな自分に出会えた気がしたんです。心の洗濯をしたかのようなとても癒された気分になりました。


ゆざわ
絵本の世界はどこまでもおおらかに私たちを包み込んでくれますし、大人が読んでも人生において大切なことが散りばめられていて、特にお母さんたちにとってはどんな育児書よりも心に響くことがあるのではないかとも想っています。

そんな絵本から受け取れるメッセージが、勇気づけを実践していく中で得た学びや気づきと通じる部分がとても多くて、ぜひ合わせて伝えていきたいと想いました。


いとう
実は「勇気づけ」というのは初めて聞いたのですが、もう少し詳しくどんなものなのか、教えて頂けますか?


ゆざわ 
はい。アドラー心理学では「勇気」とは「困難を克服する活力」とされていますが、わかりやすく言うと、「何があっても、どんな状況になっても、わたし(ぼく)なら絶対に大丈夫! と、自分の持っている無限の可能性を信じられるチカラ」のことで、勇気づけは、そのチカラをどんどん引き出していってあげることです。

そして、勇気づけをしていくためには、人にはそのチカラが生まれながらにちゃんとあるんだ、と無条件に信じることがとても大切なんです。

『こえだのとうさん』のお話の中でも、そんな「勇気づけ」を感じるところがたくさんあって。こえだのとうさんは、家で待っている家族が、「きっと、とうさんは大丈夫。何があっても絶対帰ってきてくれる」と信じてくれていると想えたから、それが勇気となって、あきらめずにお家に帰ってこれたんじゃないかなと想うんですよね。



いつでも、どんな自分でも信じてくれる人がいる、必要としてくれる人がいる、そう想えると、人はとても勇気が湧いてくるんです。

そしてそれは、自分が自分に対しても、そう信じてあげられることがとても重要なんですね。そのために必要になってくるのが「 今ここに在る感覚」や「自分を感じること」 だったりするのですが、 絵本セラピーも、勇気づけも、どちらも そこを大切にしていて、さらにそれは ヨガとも共通するものではないかとも想っています。いとうさんが感じた共通点もそういったところだったのでしょうか?


いとう
「今ここ」の感覚。まさにヨガですね。大人になると、過去のことに執着したり、未来のことに不安を覚えたりと、自分の意識も感覚も、知らず知らずのうちに「今」にいないことが多いですよね。なので、私にとってヨガは、頭と心と体を「本来の健康的な状態」に戻してくれる大切な時間です。

先ほど、ゆざわさんがおっしゃっていた絵本セラピーが与えてくれる「心地よさ」も、ヨガと似ています。一呼吸一呼吸を大事にしながら、ゆっくりと体を伸ばしたりしていると、「今日は右の首が凝っているな」、「目の奥が痛いな」、「呼吸が浅いな」とか、「自分を感じる」ことで、今の自分のカラダやココロの状態に気付きやすくなります。今は、こまめに休憩することを自分に許可しているので、たいていの体の不調はヨガで治すことができています。きっと、色々なキーワードが重なり合って、親近感を覚えたんですね!


ゆざわ
まさにそうですね! 自分のココロやカラダとつながれる瞬間というのは本当に心地よいものですよね。 今の自分の状態がわかるとそこからどうしたら良いかが見つかりますし、セルフメンテナンスもできますよね。

『おやすみヨガ』も読ませていただきましたが、 ヨガで心身をリセットするというか、ありのままの自分を受け入れて、フラットな状態にしてから眠りにつくという流れもとても共感しました。 私も寝る前にいつも、「今日一日色々なことがあったけど、わたしもあなたも今のままで愛されているから大丈夫」と安心感を伝える勇気づけをしながら娘と一緒に眠るようにしているのですが、おやすみヨガとともに生活の中に取り入れていきたいなと想いました。



プロフェッショナルトランスレーター対談記事
絵本できづく素敵な親子関係~大切なことは絵本が教えてくれる~の続きはこちらをご覧下さい。




<プロフィール>
いとうさゆり:カナダ在住の絵本翻訳家。イギリスのクリスマスの定番絵本『こえだのとうさん』や全米ベストセラー『おやすみヨガ』を翻訳出版。キッズヨガ情報(HAPPY KIDS YOGA)を発信中。
ゆざわちはるはるいろ木かげ アドラー心理学勇気づけリーダー&基礎絵本セラピスト。


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(対談記事で紹介された作品)









 

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