『アイスベアー』作者のブレンダ Z.ギバーソンさんからのメッセージを翻訳者のくまざきようこさんがご紹介します!
2018/02/22
連載193回目の2月23日号では、『アイスベアー ほっきょくぐまたちは今…』作者のブレンダ Z.ギバーソンさんからのメッセージを翻訳者のくまざきようこさんがご紹介します!

『アイスベアー ほっきょくぐまたちは今…』(バベルプレス刊)作者のブレンダ Z.ギバーソンさんからのメッセージを翻訳者のくまざきようこさんがご紹介します!
このコーナーでは、これまでたくさんの翻訳家にスポットをあて、どんな方がバベルの翻訳ワークショップからデビューしているのかをご紹介し、インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探ってきました。また、原作の作者やイラストレーターからもメッセージも紹介してきました。
ホッキョクグマは地上最大の肉食動物です。現在の推定個体数は26,000頭。そのうち約60%がカナダに生息しています。ホッキョクグマは一時、狩猟などにより絶滅が心配されましたが、その後、国際的な保護活動により、危機を脱しました。しかし、現在は新たに、地球温暖化や北極圏の環境悪化などの影響を受け、個体数が減っていると見られています。(WWFジャパンより)
また、ホッキョクグマは海氷の上で大半を過ごしていますが、地球温暖化などの気候変動により1年のうちでも氷が解けるのが早く、陸地の上で過ごす時間が増えていると科学者らは指摘しています。また、ホッキョクグマたちにとっては、陸上の少ない食料をめぐる争いが激化することを意味していて、地元住民は空腹のホッキョクグマが村に入り込んでくるなどの危険にさらされることにもなるといわれています。(AFP BBNEWSより)
今号では『アイスベアー ほっきょくぐまたちは今…』翻訳者のくまざきようこさんの協力により、
作者のブレンダ Z.ギバーソンさんから貴重なメッセージを頂くことができました。お楽しみください。
くまざきさん、こんにちは。
近日中にブレンダ Z.ギバーソンさんとの対談をされると思いますが、
その前に、ブレンダさんから日本読者にメッセージが届いたとのことでしたのでご紹介ください。
よろしくおねがいします。
こちらこそ、よろしくおねがいします。
ベストセラー作家のブレンダ Z.ギバーソンさんの『アイスベアー(原作:ICE BEARS)』は、
子どもたちを、ホッキョクグマの世界に引き込んでいきます。
イリア スピンリンさんの息をのむようなイラストも北極のことを詳しく、生き生きと描いています。
本作品は、ホッキョクグマの世界を知り、今できることを考えることができると思います。
ブレンダさん、日本の読者の方々にメッセージをお願いします。
「アイスベアー」に対して読者の皆さんがすてきな考えを持ってくれてとても感謝しています。
この本を子供たちが楽しんでくれて嬉しく思っています。
ホッキョクグマについてどのように研究されたのですか?
何度か北極に行かれたのでしょうか?
この本を書くための研究に関してですが、私は北極には行っていません。
その代わり研究者に相談したり、沢山の本や記事を読んだり、
沢山の写真を見たりしました。また、地元の動物園に行って飼育員の話を聞いたりもしました。
私が学んだ何千もの事柄で、
私が最も驚いたことを事細かに織り交ぜてこの本を書きました。

私がとても印象深かったのはホッキョクグマがどれだけの量を食べるのか、
そして何も食べずにどのくらい保つのかということでした。

また、彼らが蚊に悩まされることも驚きでした。

『アイスベアー』を執筆している間、ブレンダさんが学んだことでで最も印象深かったことは何でしょうか?
私が最も感動したのは、
ホッキョクグマがどうやってそれほど多くの技術を持ち、
氷で覆われた気候に適応しながら生き抜いているかということでした。

私はこの温暖化の世界で、
氷河が縮小したことによる彼らのもがきや北極にすんでいる他の生き物のことを考えると、
悲しくなります。
『アイスベアー』は、私達がいま何をするべきか、どうするべきかを考えるきっかけをとして、
すばらしい作品だと考えています。最後にこの作品で、読者に期待することはありますか。
この鳥は幼いフラミンゴで、
体の色がピンク色に変わるちゃんとした食べ物を摂っていないのでまだ白いんです。
私には息子がいますが、2歳の子供のパパです。
私たちはみな、何にでも興味を持ち、新しいことを発見して楽しんでいます。
読者の皆さんが瞬間瞬間、このおもしろい世界の他の場所を探検してくれることを期待しています。
くまざきさん、次回の対談でお会いできるのを楽しみにしていますね。
.jpg)
ブレンダさんとフラミンゴの赤ちゃん
【くまざきようこ(熊崎洋子)さんの翻訳本】

ブレンダ・Z・ギバーソン(作)、イリア・スピリン(絵)、熊崎 洋子(くまざきようこ)(訳)

『サニーのえがお みぃ~つけた!』
リー・ホジキンソン(著)熊崎洋子 佐藤裕子 はまのみゆき(訳)久保秋里香(監訳)
『パンダとしろくま』
マシュー・J・ベク(文・絵)貴堂紀子 熊崎洋子 小峯真紀(訳)宮本寿代(監訳)
『ぼくはぼくなんだ』
ジェイミー・リー・カーティス(文)、ローラ・コーネル(絵)、くまざきようこ(訳)

『アイスベアー ほっきょくぐまたちは今…』(バベルプレス刊)作者のブレンダ Z.ギバーソンさんからのメッセージを翻訳者のくまざきようこさんがご紹介します!
このコーナーでは、これまでたくさんの翻訳家にスポットをあて、どんな方がバベルの翻訳ワークショップからデビューしているのかをご紹介し、インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探ってきました。また、原作の作者やイラストレーターからもメッセージも紹介してきました。
ホッキョクグマは地上最大の肉食動物です。現在の推定個体数は26,000頭。そのうち約60%がカナダに生息しています。ホッキョクグマは一時、狩猟などにより絶滅が心配されましたが、その後、国際的な保護活動により、危機を脱しました。しかし、現在は新たに、地球温暖化や北極圏の環境悪化などの影響を受け、個体数が減っていると見られています。(WWFジャパンより)
また、ホッキョクグマは海氷の上で大半を過ごしていますが、地球温暖化などの気候変動により1年のうちでも氷が解けるのが早く、陸地の上で過ごす時間が増えていると科学者らは指摘しています。また、ホッキョクグマたちにとっては、陸上の少ない食料をめぐる争いが激化することを意味していて、地元住民は空腹のホッキョクグマが村に入り込んでくるなどの危険にさらされることにもなるといわれています。(AFP BBNEWSより)
今号では『アイスベアー ほっきょくぐまたちは今…』翻訳者のくまざきようこさんの協力により、
作者のブレンダ Z.ギバーソンさんから貴重なメッセージを頂くことができました。お楽しみください。
くまざきさん、こんにちは。
近日中にブレンダ Z.ギバーソンさんとの対談をされると思いますが、
その前に、ブレンダさんから日本読者にメッセージが届いたとのことでしたのでご紹介ください。
よろしくおねがいします。
こちらこそ、よろしくおねがいします。
ベストセラー作家のブレンダ Z.ギバーソンさんの『アイスベアー(原作:ICE BEARS)』は、
子どもたちを、ホッキョクグマの世界に引き込んでいきます。
イリア スピンリンさんの息をのむようなイラストも北極のことを詳しく、生き生きと描いています。
本作品は、ホッキョクグマの世界を知り、今できることを考えることができると思います。
ブレンダさん、日本の読者の方々にメッセージをお願いします。
「アイスベアー」に対して読者の皆さんがすてきな考えを持ってくれてとても感謝しています。
この本を子供たちが楽しんでくれて嬉しく思っています。
ホッキョクグマについてどのように研究されたのですか?
何度か北極に行かれたのでしょうか?
この本を書くための研究に関してですが、私は北極には行っていません。
その代わり研究者に相談したり、沢山の本や記事を読んだり、
沢山の写真を見たりしました。また、地元の動物園に行って飼育員の話を聞いたりもしました。
私が学んだ何千もの事柄で、
私が最も驚いたことを事細かに織り交ぜてこの本を書きました。

私がとても印象深かったのはホッキョクグマがどれだけの量を食べるのか、
そして何も食べずにどのくらい保つのかということでした。

また、彼らが蚊に悩まされることも驚きでした。

『アイスベアー』を執筆している間、ブレンダさんが学んだことでで最も印象深かったことは何でしょうか?
私が最も感動したのは、
ホッキョクグマがどうやってそれほど多くの技術を持ち、
氷で覆われた気候に適応しながら生き抜いているかということでした。

私はこの温暖化の世界で、
氷河が縮小したことによる彼らのもがきや北極にすんでいる他の生き物のことを考えると、
悲しくなります。
『アイスベアー』は、私達がいま何をするべきか、どうするべきかを考えるきっかけをとして、
すばらしい作品だと考えています。最後にこの作品で、読者に期待することはありますか。
この鳥は幼いフラミンゴで、
体の色がピンク色に変わるちゃんとした食べ物を摂っていないのでまだ白いんです。
私には息子がいますが、2歳の子供のパパです。
私たちはみな、何にでも興味を持ち、新しいことを発見して楽しんでいます。
読者の皆さんが瞬間瞬間、このおもしろい世界の他の場所を探検してくれることを期待しています。
くまざきさん、次回の対談でお会いできるのを楽しみにしていますね。
.jpg)
ブレンダさんとフラミンゴの赤ちゃん
【くまざきようこ(熊崎洋子)さんの翻訳本】

ブレンダ・Z・ギバーソン(作)、イリア・スピリン(絵)、熊崎 洋子(くまざきようこ)(訳)

『サニーのえがお みぃ~つけた!』
リー・ホジキンソン(著)熊崎洋子 佐藤裕子 はまのみゆき(訳)久保秋里香(監訳)

『パンダとしろくま』
マシュー・J・ベク(文・絵)貴堂紀子 熊崎洋子 小峯真紀(訳)宮本寿代(監訳)

『ぼくはぼくなんだ』
ジェイミー・リー・カーティス(文)、ローラ・コーネル(絵)、くまざきようこ(訳)
« 【Instagramプレゼント企画を開催中!『おやすみヨガ』&「キッズヨガ」】『おやすみヨガ』翻訳者のいとうさゆり... | 『だって たのしく たべたいんだもん!』の翻訳者の呉藤加代子さんの活動をご紹介します! »
記事一覧
- 【翻訳者インタビュー・きたがわ しずえさん】『エセルとアーネスト~ふたりの物語』 [2019/11/07]
- 【著者×翻訳者対談(日本語・English)】『バッドキャットートップハットでダンス』トレーシー=リー・マクギネス=ケリーさん×呉藤加代子さん [2019/07/22]
- 【監訳者インタビュー・小池堯子さん】『山下財宝地図の謎』 [2019/06/22]
- 『バッドキャット- トップハットでダンス』トレーシー=リー・マクギネス=ケリーさん 日本の読者の皆様へのメッセージ【日本語・English】 [2019/06/07]
- 【翻訳者インタビュー・石川ミカさん】『玄天 第1巻 白虎』原作者カイリー・チャンさんとの対面、ついに実現! [2019/05/22]
編集部宛投稿メール
記事 7日間のアクセスランキング
- 1:草の根の真心、一輪の花から始まった絆が世界を救う(35pv)
- 2:「ドラえもん」の版権無料化と著作権収支の関係(30pv)
- 3:第13回 すんなり入れる特許翻訳 ― 特許出願の中間手続の翻訳(30pv)
- 4:【新連載】 第1回 特許翻訳入門 ―すんなり入れる特許翻訳-普通の英語から簡単に特許の英訳ができるようになる(27pv)
- 5:日本語に秘められた真理を探究する ― ことは(光透波)への誘い ― 第12回 「光透波は新時代を開く絶対理法」(25pv)
- 6:第17回 すんなり入れる特許翻訳 ― メールやレターでよく使う表現(22pv)
- 7:第10回 鍵は好奇心と「贈与」にある(21pv)
- 8:日本語に秘められた真理を探究する ― ことは(光透波)への誘い ― 第8回(20pv)
- 9:第4回 ギフテッドのOE(過興奮性)①(19pv)
- 10:第2回 すんなり入れる特許翻訳-普通の英語から簡単に特許の英訳ができるようになる(19pv)