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【Instagramプレゼント企画を開催中!『おやすみヨガ』&「キッズヨガ」】『おやすみヨガ』翻訳者のいとうさゆりさんインタビュー

2018/02/07

連載192回目の2月7日号では、翻訳者のいとうさゆりさんが『おやすみヨガ』と「キッズヨガ」をご紹介します!

翻訳者のいとうさゆりさんが『おやすみヨガ』(バベルプレス刊)と「キッズヨガ」をご紹介します!!このコーナーでは、これまでたくさんの翻訳家にスポットをあて、どんな方がバベルの翻訳ワークショップからデビューしているのかをご紹介し、インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探ってきました。

ヨガは大人向けだけでなく、子どもたちのための「キッズヨガ」があります。子こどもたちのココロとカラダを柔軟にし、成長の根っことなる幼児期に、「遊び」や「ふれあい」を通してカラダを動かすことで、「生きていく力」の根っこを養っていきます。今日は、長く海外で生活されているいとうさゆりさんが、ヨガが子どもたちにあたえる効果と『おやすみヨガ』の使い方をTPT(The Professional Translator)読者にご紹介いただきます。お楽しみ下さい!!


【イベント情報】
2/5(月)からヨガ情報サイト「ヨガジェネレーション(yoga generation)」にて、とっても楽しいInstagramプレゼント企画を開催中です。インタビュー記事の最後で紹介していますのでご参加下さい!!


いとうさん、こんにちは。
本日は『おやすみヨガ』と「キッズヨガ」についてお話をお聞かせいただければと思います。
よろしくおねがいします。


こちらこそ、どうぞよろしくお願いします! 実は、『おやすみヨガ』を翻訳出版後、キッズヨガのことをもっと知りたくなって、指導者養成コースを受講し始めたんです。頭がパンクしそうなほどたくさんの情報が入ってきているので、今回はお話頂く機会を頂けて、とても嬉しいです。

私自身、いとうさんが翻訳した『おやすみヨガ』で「キッズヨガ」を知ったのですが、
「キッズヨガ」は、いとうさんがお住まいのカナダと、私の住む日本での違い(普及率など)があれば教えてください。


カナダでは、授業に取り入れている学校もありますし、コミュニティセンターなどでも、子供向けのクラスが開催されています。息子の通う学校では、3年ぐらい前から、ヨガクラブが発足され、その効果を実感した学校が、その翌年から4年生以上を対象に、体育の一環としてヨガを授業に採用し、去年からは全生徒が毎週習っています。

また、最近気づいたのですが、学校から、毎月、絵本の注文案内が来て、その中にもヨガや呼吸法、マインドフルネス、ストレス対処法をテーマにした絵本が紹介され始めたことです。もちろん、近所の本屋さんにも、児童書コーナーにヨガ絵本やDVDなどがズラリと並んでいるので、キッズヨガはとても身近に感じられます。ヨガの絵本だけでも、ざっと数えたところ、50冊以上はあったので、瞑想や呼吸法、マインドフルネスを合わせれば、随分あるはずです。



ただ、私の住むウィニペグではヨガの授業がどの学校でも行われているわけではないので、随分、差があるかもしれません。確かなのは、日本ではヨガの絵本自体があまりないことからもわかるように、ヨガを授業に取り入れている学校は珍しいのではないでしょうか?アメリカで発祥したキッズヨガですが、普及率から見れば、カナダはアメリカほどではないと思いますが、日本と比べれば、普及していると思います。


カナダでの「キッズヨガ」の話をもっとくわしく教えてください。

息子の通う小学校で、どんなヨガの授業が行われているかについては、実はこの間、絵本ナビさんのインタビュー(絵本ナビ2018/2/8発行)でお答えしているので、そちらを見て頂けるとお分かり頂けると思います。今回は、キッズヨガの発祥地、アメリカでのお話をさせて頂いても宜しいでしょうか。


はい、キッズヨガの発祥地でのお話をお聞かせください。

アメリカでは、キッズヨガのプログラムが考案されたのは30年前位のことですが、日本でも、その頃から、子ども達にヨガの指導を始めた先生もいらっしゃいます。ただ、日本とアメリカのキッズヨガの普及率については、雲泥の差がありますね。幼稚園から高校まで、アメリカの学校では、ヨガや呼吸法、マインドフルネスを養うアクティビティが、授業の合間やお昼休みなど、短い時間を利用して行われています。ヨガマットがなくても、自分の席で出来るチェアヨガもあります。また、ヨガの知識のない先生でも、やり方が細かく書かれたフラッシュカードを使って、ヨガの授業が可能になっています。先生は、カードに書かれたことを読み上げるだけです。キッズヨガ講師でなくても、気軽に簡単に、取り入れられるツールがあることが、こうした普及率の違いに現れているのではないでしょうか?

なるほどですね。ちなみに、いとうさんはキッズヨガ指導者養成コースの受講を始めたそうですが。

実は、先ほど申し上げたのですが、最近、アメリカで初のキッズヨガ・プログラムを作ったYogaKidsの認定講師になるための勉強を始めたんです。モンテッソーリ教育思想を基礎に、心身の健康に役立つヨガを通して、語学、算数、理科、社会、自然、生物、アートなどを総合的に学べる全人教育プログラムです。

YogaKidsでは、子ども達が、体全体を使いながら、楽しんで、いつの間にかたくさんのことを学べてしまうんです。私は、幼少の頃、じっとしているのが苦手でした。学校の先生のお話を聞いていても、上の空という感じでしたが、唯一大好きだったのが「体育」でした。子どもは、各自異なる学び方があり、得意な科目もあれば、苦手な科目もあります。このプログラムでは、呼吸で気持ちを落ち着かせ(もちろん、反対に士気を高める呼吸法もありますが…)、呼吸とともにチャンツを唱えたり、音楽に合わせて、ヨガのポーズを取ります。音楽一つとっても、さすが、アメリカ。形に捉われず、ヨガだから、静かな曲だけというわけではありません。思わず体を動かしたくなるノリの良い曲も使います。「静」と「動」のメリハリがあるので、飽きっぽい子どもにはピッタリなんです。授業の内容も、実に、クリエイティブで、レッスンプランを作るのも、とてもワクワクします。


具体的には、どのような授業内容でしょうか。

例えば、「木」のポーズをしながら、小さな種が地中に根を張り、芽を出し、枝となり、大きな木に成長し、たくさんの動物や昆虫の住み家となること、つまり全てがつながり合っていること、を学んだり、一つのポーズから色々な知識を吸収することができます。木がぐんぐんと成長していくためには、日光と水が必要だとか、基本的な理科を学びつつ、その様子を体で表現することで、体のバランス力や筋肉も自然とついていきます。

キッズヨガで最高に素晴らしい点は、絵本との相性がいいことです。ヨガのポーズを取り入れることで、お話の内容をしっかり定着させることが可能になります。例えば、「たまごから生まれる動物」をテーマにした絵本を使って、自分なりの「たまご」のポーズをとってみたり、「エ~~~ッグ(egg)」と、大きな声でチャンツを唱えると、腹式呼吸をしながらの発声練習にもなります。同時に、たまごから生まれる動物の種類、鳥や両生類、爬虫類などの生態を学ぶこともできてしまいます。

今後は、このプログラムで学んだことをウェブサイトでシェアしたり、良質なキッズヨガの絵本を出来るだけ多く翻訳したいと思っています。それと同時に、日本でも学校の先生方に負担を掛けない形で、ヨガや呼吸法が導入できるよう、フラッシュカードなどの翻訳作業も視野に入れています。

私自身、キッズヨガに出会い、子育ての面で、プラスになることがたくさんあることに気が付きました。他人と競うのではなく、自分の心地良さを求めてプラクティスするヨガや「今、ここに意識を向ける」マインドフルネスを日常生活に取り入れることで、肩ひじ張らない子育てが出来るようになってきた気がします。ヨガ的マインドを取り入れると、子育てが本当に楽になります。イライラすることがグンと減りました。『おやすみヨガ』だけでなく、ヨガを通して学んだこと、日本でも役立つキッズヨガ全般の情報を発信していきたいと思い、Happy Kids Yoga
https://happykidsyogajp.com/を立ち上げました。



いとうさんとのお話は、本当にワクワクしますね。Happy Kids Yogaの展開も楽しみです。
また、絵本は、マンガや映像とは違い、多くの情報量(コマ数)がないので、子どもたちのイマジネーションを育てると考えていますが、『おやすみヨガ』を子どもたちへ読み聴かせをすることで、子どもたちにどのような効果がでますか。個人差があると思いますが教えてください。


『おやすみヨガ』は、海外に住む私にとっては、たくさんあるヨガ絵本の中の一冊です。もちろん、翻訳をしたことで、思い入れは強いのですが、朝行えば、気持ちが前向きになるヨガ絵本もありますし、やることが多すぎて、頭がゴチャゴチャになってしまったときに読むと、気持ちがスッキリするヨガ絵本もあります。『おやすみヨガ』だからと言って、夜寝る前に限定するのではなく、一息つきたいとき、お昼寝したいときでも構わないと思います。

効果というのは難しいのですが、私としては、夜寝る前に、子どもを急かしたり、イライラしながら、早く寝るよう大きな声を上げることは是非なくしてもらいたいと思っています。ストレスを抱えたまま眠って、熟睡できなかったことってありませんか?私の好きなハワイアンの教えに、”Empty your heart, before your sun goes down.”(「夕日とともに、心を空っぽにしよう」があるのですが、嫌な感情は引きずらず、一旦手放すことが、とても大切だと思うんです。夜寝る前に、あるいは夕陽が沈むころに、ハワイの素敵な夕陽を想像しながら、海へと、不必要な感情を流してしまってもいいですし、この絵本に出てくるように、雲のポーズで、嫌な事を天に放っても良いと思います。


また、どのように『おやすみヨガ』を読者に使ってほしいですか。

『おやすみヨガ』は夜に読んでいただくと、とてもリラックス効果が高いと思います。忙しい日常の中で、意識しなければ深呼吸をすることはないので、深呼吸をする時間と捉えてもらっても良いのではないかと思います。これから、私のウェブサイトで、楽しみながら、呼吸やヨガが出来るように、動画もアップしていく予定です。



『おやすみヨガ』で、お子さんと一緒にカラダをストレッチしてみると、どれだけ、カラダに緊張を溜め込んでいたか、どれだけ疲れていたのか、自分を労わる時間になると思います。お子さんをギュッとハグする時間でもいいですよね。読み聞かせをする際は、絵本通りに読むのではなく、自由に言葉を変化させて頂いて、その家オリジナルの読み方でもいいのではと思います。特に、最後のねたまんまヨガでは、空想の世界をもっと膨らませて、お子さんが描く素敵な場所について、話し合ったりするのも楽しいと思います。



『おやすみヨガ』の絵本にでてくるポーズは11種類ありますが、先日、翻訳者の方が弊社に遊び木来たときに、「みかづき」のポーズをみて、いとうさん本人に似ていますね。と、言っていました。確かに、似ていますよね。ちなみに、いとうさんが子どもたちにおすすめするポーズがあれば3つほど教えてください。


実は、母に絵本を見せたとき、「あ、こんな所に小百合がいるわ!」と言っていたので、ビックリしました。



お母様も同じことを言われていたのですね。もしかすると、「みかづき」のポーズをしている女の子は、いとうさんなのかもしれませんね。(笑)

おススメのポーズですね。絶対に欠かせないポーズは、「チャイルドポーズ(こども)」です。チャイルドポーズは、背中を丸めて、両足をお腹に引き寄せるとてもリラックス効果の高いポーズです。お母さんのお腹の中にいる時の胎児のポーズなので、落ち着くはずです。『おやすみヨガ』を読んで下さった方が、お子さんが小さかった頃、こんな風に寝ているのを思い出しましたと仰っていたのですが、私もいつもヨガをしながら、このポーズのまま寝てしまっていることがあります。ですので、絵本の最後の、体を丸める「はち」のポーズから「こねこ」のポーズをして、「こども」のポーズをするのが、良いのではないでしょうか。疲れて動きたくないというお母さまでも、ベッドの上で出来ますし、神経と繋がりのある背中を緩めることで、安眠に導いてくれます。日中、緊張しやすい背中を丸めて、コリや痛みが和らぐと思います。



最後になりますが、『おやすみヨガ』の初めての読者で、翻訳者(原著者の思いを日本読者へ届ける伝道士)でもあるいとうさんは、『おやすみヨガ』と「キッズヨガ」でTPT(The Professional Translator)読者にメッセージをお願いします。

バベル翻訳専門職大学院に入学したときは、それなりに明確な目的を持って入学したのですが、出会った作品を通して、自分の情熱を捧げたい特定の「専門分野」を見つけることができました。私にとって、翻訳は一生涯続けていきたい職業ですが、興味のある専門分野を見つけ、掘り下げることで、翻訳以外の経験が最終的に翻訳に活かされるのではないかという思いに至りました。これは、大学院の堀田副学長が常々仰っている、翻訳スキルの横展開ですが、しっかり認識するまでには時間がかかりました。

これから実行しようと考えていることは、ウェブサイトで、自分の声を発信すること、そしてキッズヨガを実際に教えることす。翻訳以外の展開を積極的にしていこうと考えています。「自分の声を発信する」ことで、語彙力が身につき、文章力が磨かれ、人の心を動かすような文章を書くには、どうしたら良いのか、考えます。これは、『こえだのとうさん』を翻訳出版した後に絵本のPR宣伝をすることで、学んだことです。また、人に何かを「教える」ことで、翻訳だけでは考えつかなかった表現や言葉に出会うはずです。専門家としての地位を確立するには、習得した知識や情報を、実際に相手に分かるように、伝えることが一番です。その時に本当に必死になって、考えますから!

もちろん、私のようなやり方が、翻訳者を目指す方の理想形ではないと思いますが、少なくとも、私は、今自分がやろうとしていることに、とてもワクワクしています。


いとうさん、本日はありがとうございました。これからも益々のご活躍をお祈りします。


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