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「ストーン・クロニクル」シリーズ第2作 『エクスカリバーの石を探して』の翻訳者 市川幸子さんインタビュー

2017/09/22

「ストーン・クロニクル」シリーズ第2作
『エクスカリバーの石を探して』の翻訳者
市川幸子さんインタビュー


 このコーナーでは、これまでたくさんの翻訳者にスポットを当て、 
インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探ってきました。

 連載183回目(9月22日号)では、先日発売開始となったPOD作品の新刊『エクスカリバーの石を探して』の翻訳者・市川幸子さんをご紹介します!


幼い頃からの興味から翻訳を学び始め、ついに翻訳書の出版に携わることになった市川さん。
その想いや運命的なエピソードなど、ぜひお読みください!

 

編集部

市川さん、本日はよろしくお願いいたします。

はじめに、これまでのお仕事や翻訳との関わりについてお聞かせくださいますか?
 

市川幸子さん(以下、市川さん)

市川幸子と申します。よろしくお願い致します。


大学で化学を専攻し、卒業してからは外資系の医薬品会社にて品質管理の仕事をしておりましたが、出産を機に退職しました。

もともと英語が好きで、在職中からバベル翻訳・外語学院の通信講座にて翻訳の基礎コース等で学んでいました。提出期限ギリギリのとき、会社の昼休み中にも訳文を考えていたのを覚えています。



編集部

お仕事の合間にも翻訳の勉強にいそしんでいたのですね。


市川さん

上司から英文の翻訳を頼まれることもごくたまにありましたが、今から考えると当時の訳文はかなり拙いものだったと思います。


退職して専業主婦になってからは断続的に通信教育を受けていましたが、ワークショップに応募したのは今回が初めてです。



編集部

長く学んでこられて、ついにという感じですね。

翻訳にはいつ頃から興味を持たれたのですか?


市川さん

子供の時から読書が好きで、外国のSFや冒険ものなどをよく読んでいました。

英語も好きだったので、いつか自分で翻訳できたらな、と思うようになっていたと思います。


編集部

本好きと、英語好きと、翻訳にはピッタリですね!

そんな中で今回『エクスカリバーの石を探して(原題:The Search For the Stone Of Excalibur)』を翻訳しようと思ったのはなぜですか?


 

市川さん

最近はさすがに児童文学から遠ざかっていましたが、ワークショップのオーディションコーナーで本書のタイトルを見かけ、これは絶対面白そうだ、ぜひ参加したい!と思いました。
 

「エクスカリバー」というのはイギリスの古代の王、アーサー王の剣の名前ですが、折しもアントン・フークア監督の『キング・アーサー』をレンタルDVDで観て、アーサー王物語にはまっていた時でした。本書の中にもその映画のことが偶然出てくるんですよ。



編集部

そうでしたか!すごい偶然ですね~~

運命的な出逢いですね!


翻訳しているときの気持ちはいかがでしたか?



市川さん

ワークショップのオーディションの課題は本書のほんの一部でしたが、それだけでもこの本は面白そうだという直感がありました。


オーディションに受かり、実際に翻訳を始めると、思った通り、ストーリーや登場人物の魅力にますます引き込まれていきました。


 

編集部

そのあたりを是非お聞きしたいですね。

どんな内容か、少し紹介していただけますか?


市川さん

はい。第1巻ではエジプトで大活躍したアダムと従兄のジャスティン。今回はイギリスを舞台に、七つのパワーストーンのうちの第二のパワーストーンを探す冒険です。個性的で頼もしい味方も大勢加わりますが、謎めいた恐ろしい敵も次々と襲ってきます。アーサー王やエクスカリバー、スコットランドの古城など、わくわくする話が満載です。


編集部

歴史と物語が交錯した壮大なストーリーなんですね。

この物語を端的に表すとどんな物語でしょう?


市川さん

子供たちは周りの人々と力を合わせて強敵に立ち向かっていきます。友情と勇気、そしてユーモアにあふれた物語です。


編集部

今回は翻訳ワークショップという形でしたね。

ワークショップについての感想もお聞かせください。


市川さん

ワークショップは初めてだったので、無我夢中で皆さんについていった感じです。とにかくスクーリングだけは皆勤賞でした。


監訳の前川先生に直していただいた文章は、言葉の選び方、表現方法など、毎回本当に目からウロコで、勉強になりました。今までは辞書で調べた訳語を並べていただけだったことに改めて気づきました。


また、訳語統一の大切さ、大変さも学びました。皆さんも、とにかく頑張ってよいものを作ろうという熱意に溢れていました。


 

編集部

素晴らしい!いいチームになった感じが伝わってきます。

そんな皆さんで作り上げた作品がついに発売となったわけですね。


市川さん

はい。苦労して翻訳した作品が本の形になって手元に届いた時は本当に嬉しかったです。


編集部

おめでとうございます!

これからの意気込みを教えてください。
 

市川さん

子供の時に読んだ本の影響はとても大きいと思います。子供たちが読んで感銘を受けるような作品を翻訳できたらいいなと思います。

本作品のような冒険ものも気になりますし、科学ものやノンフィクションにも興味があります。

 

編集部

ぜひいろいろな世界にチャレンジしていってくださいね!

本日はありがとうございました。




『エクスカリバーの石を探して』 
著者 フィオナ・イングラム
翻訳 市川幸子、植月祐貨、 金丸江美子、佐藤裕子
監訳 前川悠貴


シリーズ第1作『聖なるスカラベの秘密』の主人公、アダムといとこのジャスティンの冒険はまだまだ続く。

失われた古代の7つのパワーストーンの、2つ目の手がかりを追い求める2人。最近になってある考古学者が発掘した、アーサー王の剣「エクスカリバー」の柄に埋め込まれている石がどうやら、パワーストーンであるらしい。

スコットランドの古城を探索する2人の後を追い、前作でも2人を苦しめたハーリド博士が現れる。しかも、誰も知らない脅威が2人にも迫っていた。
パワーストーン発見に必要だといわれる惑星直列の瞬間まで、時間が押し迫る! ジャスティンとアダムは2つ目のパワーストーンを無事に見つけることができるのか?

ジャスティンとアダムは、ほかにも秘宝を探し当てる。
≪いにしえの巻物≫や、7つのパワーストーンの重大なカギを握る不思議な文書を手に入れ、冒険を続けるうち、2人はエジプトでの体験とは比べものにならないくらいのいろいろな発見をし、そしてさまざまな危険にもさらされる。
そして、イサベルおばさんがなぜか一緒に連れて行くようにと送り出したキムという謎の少女は、彼らが困ったときには必ず名案を考えつき、彼らに悔しい思いをさせるのだった。

アーサー王の物語のファンのために今回は、アーサー王とはどんな人だったのか、当時戦争はどのようにして戦われたのか、等々の詳細な情報を巻末に付属した。




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