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絵本ナビで翻訳者・いとうさゆりさんのインタビューが掲載!冬にピッタリの絵本『こえだのとうさん』(後半)!!

2017/01/11

絵本ナビで翻訳者・いとうさゆりさんのインタビューが掲載!
 冬にピッタリの絵本『こえだのとうさん』!!

 
 このコーナーでは、これまでたくさんの翻訳者にスポットを当て、
どんな方がバベルの翻訳プロジェクトからデビューしているのかをご紹介し、
インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探ってきました。


 連載166回目(1月11日号)は、
人気絵本『こえだのとうさん』の翻訳者・伊東小百合(いとう さゆり)さんのインタビュー後半です!

先日、絵本ナビさんでインタビューが掲載された伊東さん。
こえだのとうさんと共に着実にステップアップされています!!
絵本ナビのインタビューは こちら


前回は伊東さんのこれまでの歩みや『こえだのとうさん』を日本に広める熱い想いを聞かせていただきました。
インタビュー後半では、伊東さんご自身の翻訳にかける想いにフォーカスを当てていきます。

編集部
伊東さんご自身のお話しを詳しく聞いていきたいのですが、伊東さんは翻訳者としてどのようなミッションをお持ちですか?
 
伊東小百合さん(以下、伊東さん)
ミッション……壮大な質問ですね。
まず、私が翻訳家を志して、バベル翻訳大学院に入学した当初、実はまだパニック障害と闘っている最中でした。
 
入学前には、病気を治したい一心で日本語・英語でたくさんの本を読み漁り、書物が薦めていることを読み流さずに、実践してみたりしました。本のメッセージに励まされ、ずいぶんと助けられたんです。
 
 
編集部
大変なご経験の先に、翻訳という道にたどり着いたのですね。
 
伊東さん
数々の良書との出会いで、病気快復のために実践してきた事が成果を表しつつあることを実感したとき、すっかり忘れていた「翻訳家になりたい」という夢を思い出しました。
このとき、病気回復に役立った書物数冊を是非翻訳したいと思ったんです。
 
編集部
そうなんですね。「翻訳家になりたい」という夢と、病気の回復に役立った本の翻訳とが結びついたのはどうしてですか?
 
伊東さん
それは、パニック障害という心の病が増えている中、あまり役に立たない情報が巷には氾濫していること、実際にパニック障害を経験したことのない精神科医やカウンセラーのアドバイスに不満を抱えたまま、悶々としている方が多いことなどの事情もあって、パニック障害を経験し、完治させている私が、これぞと思った書籍を紹介するのであれば、説得力も生まれるのではないかと思ったんです。
 
編集部
確かに、まさに当事者である伊東さんの目で選ばれた本というのがポイントですね。
バベルがこれから目指すのも、出版社が選んだ作品を出すばかりではなく、伊東さんのように想いを持ってこの本を訳したいという人が選んだ作品を、その本人が訳していくというスタイルです。
 
伊東さんが選んだ本であれば、実際にどのような効果があったかも伝えられますし、購入する側も安心ですね。
 
 
伊東さん
そうですね。
また、闘病生活の中で、ヨガや呼吸法、瞑想などありとあらゆる健康法や、心の整え方も自学自習したので、心身の健康や癒しなども私が翻訳したいテーマの一つです。
 
 
編集部
なるほど。
 
伊東さん
ですから私のミッションは、簡潔に言えば、翻訳するジャンルを問わず、生きる希望を与え、勇気づけるもの、カラダもココロも元気になるもの、日々の暮らしを豊かにするものの翻訳に携わることです。
 
また、翻訳だけでなく、特定の分野に精通し、私の場合はパニック障害を専門とし、情報を発信していく立場になりたいと思っています。
 
 
編集部
素敵なミッションをお聞かせいただいてありがとうございます。
伊東さんの翻訳書を読んだ人が、人生を明るく豊かにしていくのですね!
 
ぜひ今後の展望をおきかせください。
 
 
伊東さん
まず、大学院を卒業することが一番の目標です。ワーキングスカラーシップ生なので、この制度を上手く利用して、可能であれば多くの出版翻訳に携わり、ステップアップを図りたいと思っています。
 
編集部
翻訳家としてはいかがですか?
 
伊東さん
『こえだのとうさん』の絵本翻訳をきっかけに、入学当初よりもう少し具体的な道筋が見えたことは、今後の展望を描く上では重要な役割を果たしてくれました。
 
翻訳家としてはまだ半人前にもなっていない身なので大きなことは言えませんが、自身の訳書に責任を持ち、自ら宣伝していくことが大事になってくると思います。
 
はじめての訳書で、この点に気づいたので、絵本を宣伝するために、すぐにFBとブログを立ち上げました。
 
 
編集部
その気づきと行動力がすごいですね。
 
伊東さん
自ら何ができるか考え、自分のアイディアで始めたことです。
何しろ、訳書に一番愛着を持っているのは翻訳者自身ですよね。
 
ですから、原著者の想いを代弁したり、類書に関する勉強をしたり、それらの感想を発信したり、翻訳者自身のホームページを立ち上げ、自分の強みや興味を強化し、セルフプロデュースすることで、仕事の幅を広げていくことが可能になると信じています。
 
 
編集部
今までの翻訳者のイメージとは違う翻訳者像ですよね。翻訳者自ら積極的にキャリアを構築するのもそうですが、訳書に対する貢献意識が強いのも大きな特徴だなと感じています。
 
これから、伊東さんが切り開いていく新しい翻訳者の道なのだろうと思います。
 
 
伊東さん
そのためにも、大学院卒業までに、将来翻訳者として活躍するための土台をしっかりと築いていけるかが大切になってくると思います。
翻訳家としての信用を得られるようにはどうすべきか?半人前なりに、自分をどうアピールしていくか?こうしたことを検討し、実際具体化していくことが今後の展望です。
 
編集部
明確な意志をお持ちですね。今から積み重ねたものが、きっと将来を切り開いていくのだと思います。
 
伊東さん
例えば、私は海外に住んでいることから、洋書に触れる機会も多く、翻訳したい絵本や書籍も結構増えてきています。
まだまだ、「持ち込み」なんて今の実力では、不可能だと思います。でも、持ち込みをするための準備を整えることは可能です。
 
企画書を書いてみる、企画案を実際に応募してみる、色々なことができるはずです。
実際、ある出版社の社長さんに企画書と試訳をお見せしたこともあるんです。
ご親切にも、日本の絵本業界が求めている絵本や、その出版社さまが求めている傾向も伺うことができましたし、「洋書の和訳をするよりも、日本語の書物を英訳ができる翻訳者の方が重宝されるかもしれない」との貴重なアドバイスを頂くこともありましたから。
 
 
編集部
そうなんですね。何事も行動が大事ということを教えていただいた気がします。
 
伊東さん
絵本翻訳がご縁となって、日本語の絵本を英訳する依頼も頂きました。出版には至っていませんが、これからも国内の素敵な絵本を英訳できるよう、英語力も高めていきたいと思っています。
 
待っていても何も始まらないのでまずは挑戦!失敗したら作戦を練り直して、出直せばいいと新年早々動き始めています。
 
 
編集部
素晴らしい!!2017年もますます楽しみですね!
 
ぜひ酉年にあやかって、高く飛び上がっていただけたらと思います。
ありがとうございました!!



 
『こえだのとうさん』  
作 : ジュリア・ドナルドソン
絵 : アクセル・シェフラー
翻訳 : いとう さゆり   
          

 

 






















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