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『ジャッキーの奇跡』 の翻訳者 松﨑 由起子(まつざき ゆきこ)さん!

2016/02/25

2016年2月25日号にご登場の新人翻訳家は、、、
『ジャッキーの奇跡』 の翻訳者 松﨑 由起子(まつざき ゆきこ)さん!


 このコーナーでは、これまでたくさんの新人翻訳家にスポットをあて、
どんな方がバベルの翻訳ワークショップからデビューしているのかをご紹介し、
インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探ってきました。


 連載145回目(2月25日号)では、
バベル今年最初の出版作品となった『ジャッキーの奇跡』の翻訳者、
松﨑 由起子(まつざき ゆきこ)さんのインタビューをお届けします。

ご自身の活動、書籍紹介、出版までの体験談などをお楽しみください。
 

編集部:
本日はよろしくお願いいたします。
はじめに、簡単なプロフィールや最近の活動についてお聞かせください。
 
松﨑:
松﨑由起子と申します。10歳から14歳まで父の仕事の関係でフランス・パリに住んでいた帰国子女です。
帰国後はICU高校、それから上智大学に進みました。高校は吉祥寺から近かったので、編集部のあるこのあたりはよく遊んでいた懐かしい思い出の場所です。
 
編集部:
小さい頃から外国語に親しまれてきたのですね。
その後も語学に強い学校に進まれて、大学ご卒業の後はどのような進路を選ばれたのですか?
 
松﨑:
卒業後は化学メーカーに就職しました。そこではIR関係の翻訳の仕事をしていたのですが、語学力を活かしてもっとたくさんの人の役に立ちたいと、外国人の多いホテルのコンシェルジュに転身しました。
その後はレジデンスコンシェルジュや外資系ブランドのカスタマーサービスなどを含め、主に接客業で10年近く働いてきました。
 
編集部:
関心事であり強みでもある語学力を活かしながら、様々なチャレンジをなさってきたのですね!
 
松﨑:
はい。そうやって培った語学力とサービス業での経験をあわせ、昨年4月からは独立して「翻訳コンシェルジュ」(商標登録済)という屋号で語学講師をしています。
コンセプトは「本当にいいたいことが言えるまでコンシェルジュが全力サポート!」です。ここには今回の翻訳の経験も大いに生きていますね。

それと、どうやら私は二束の草鞋が好きなようで、オンラインショップの経営もしています。
 

編集部:
「翻訳コンシェルジュ」というのは素敵なネーミングですね。
語学を学びたい理由や学習の悩みなどは人それぞれですし、コンシェルジュがいると心強いです!

それでは、今回の翻訳ワークショップについてお聞きしたいのですが、そもそも翻訳に対する思いは昔からお持ちだったのですね?
 

松﨑:
物心ついたきから「言葉」が大好きでした。おしゃべりはもちろん、読書、朗読、そして物マネにいたるまで、とにかく常に言葉に触れていたかったのを覚えています。
小・中学校のときの夢は作家、高校生になってからは翻訳家に興味を持つようになりました。
 
編集部:
小さいときから希望がはっきりとしていたのですね。翻訳家になるという夢も、高校生の頃から持っていらしたとは…
 
松﨑:
それもあって社会人になってお仕事でちょっとした翻訳のお仕事をいただくと、嬉しくて、嬉しくて。もっと勉強したい!と思うようになったんです。
そんなときに見つけたのがバベルのオーディションです。もちろん「合格したら嬉しいな」とは思っていましたが、それよりもまずは課題文を訳してみたいという気持ちが強かったです。
この作品ともう一つ、ほかの作品にも応募し、そちらの方も合格したのですが、本当に楽しくてワクワクしました。
 
編集部:
そのオーディション参加作品も、ついに完成しましたね。

この『ジャッキーの奇跡』について、まずは本の内容を簡単にご紹介していただけますか?
翻訳の際に楽しかったことや苦労したことなどもありましたらお聞かせください。
 

松﨑:
この作品は、劣悪な環境で育った若い黒人女性ジャックィータが刑務所から出所するというシーンから始まります。
「こんなにアメリカの刑務所の制度や構造について調べることがあるだろうか」というほど、辞書はもちろん、インターネットや映画など、あらゆるものを調べました。

幸い、刑務所のシーンはすぐに終わるのですが、その後も犯罪だとか、麻薬の種類だとか、慣れない表現が多くて。
私はアメリカには住んだことも行ったこともないのでこれには少々苦労しました。
 
編集部:
未知のものにどう対処するかも、翻訳作業の重要なポイントですね。
 
松﨑:
そこは、ひたすらリサーチ力とイマジネーションで乗り切った感じがあります。

楽しかったのは、人物描写ですね。
この作品は会話が多く出てくるので、それぞれの人物のキャラクター設定をして、その人のイメージにあった台詞を考える作業はとてもやりがいがあり、楽しかったです。
 
全体的には圧倒的に「楽しかった」という感想しかありません。
会社員で、しかも残業の多い仕事をしながらの翻訳作業は決して楽ではないのですが、好きなことならどうにでもなるのですね。
 

編集部:
充実感の伺えるご感想が聞けて嬉しいです。
実際に完成した本を手に取った時のお気持ちはいかがでしたか?
 
松﨑:
「やっとできた!」という達成感ですね、ひたすら。
そして、何度読んでもやはり素晴らしい内容だなと改めて思いました。

私たちメンバーがこの本を訳していなかったらこの本の素晴らしいストーリーに触れることができない人がいたのかもしれないと思うと、「翻訳って本当に意味のある仕事だな」と思いました。
 
しつこいようですが本当に素晴らしい作品なので(笑)、自信を持っておすすめします!
 
 
編集部:
本当に、ぜひ多くの方々の元に届いて欲しい作品です。
自分の人生を良い方向へと導いていく、生き方の極意のようなものが、ストーリーを読むことで学ぶことができますね。
「引き寄せの法則」をぐっと身近に感じられるのがいいですね。
 
最後になりますが、これからの抱負や翻訳してみたい作品のことなどをお聞かせくだい。
 
 
松﨑:
「翻訳コンシェルジュ」で商標もとりましたし、「定型文ではなく自分が本当に言いたいことから考える英語教育」を広めていきたいと思います。
 
私のレッスンは文法クラスからTOEICからバスツアーからカラオケから本当に多岐にわたるのですが、どの入口から入っていらしても、その人らしい言葉のチョイス、表現、発音、話し方を活かしつつ、ご本人が英語を好きになって、自信を持って話せるようになれるよう、私なりに全力でサポートしたいと考えています。
 
あ、それってなんだか本の登場人物に台詞を与える作業に似ていますね。
会社員時代はマニュアル翻訳などの実務翻訳が得意だと思っていたのですが、人の個性を活かすという意味で、今回のような物語性の強い作品がもともと好きかもしれません。
 
またぜひぜひ挑戦したいと思っています!
 

編集部:
松﨑さんの益々のご活躍、そして新しい挑戦を私たちも応援しています!!
本日はありがとうございました!
 
松﨑:
ありがとうございました。



『ジャッキーの奇跡』


暴行罪と凶器を使った強盗罪で刑務所に収監されていたジャッキーという若い女性が釈放された。

彼女は不幸な子供時代、虐待され、満足に世話をしてもらえず、麻薬や酒が溢れる環境で育った。
父親が誰か分からず、母親も小さいときに亡くしてしまった。

刑期を終えて出所しても、引き取ってくれる家族がいないジャッキーは保護観察官のもとへ。
その保護観察官から教え込まれた古くからの秘策が、「引き寄せ」だった。

「引き寄せ」を実践した結果、ジャッキーは魔法のような人生を歩み始めることに。
この秘策のおかげで、ジャッキーは様々な幸運に遭遇し、
やがて夢や望みを叶え、幸せで豊かな人生を手に入れる。

あなたの人生を変える「引き寄せの法則」を、小説で。



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