大きくする 標準 小さくする

『英文ライティングのための実践英文法―基礎から応用まで』の翻訳者、伊藤 淳一さん

2015/03/25

3月25日号に登場の新人翻訳家は ―  伊藤 淳一 (いとう じゅんいち)さん。

 201503201628_1.jpg
毎月多くの翻訳書が出版され、新人翻訳家も多数誕生しています、これまでの出版経験を持つプロ翻訳家ばかりでなく、多様なチャンスを積極的に活用すること で、自己表現できる機会がひろがってきていることを感じます。編集部では、これらの新人翻訳家にスポットをあて、どんな方がデビューしているのかをご紹介し、インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探っていきます。

連載123回目の3月25日号では、『英文ライティングのための実践英文法』の翻訳者、伊藤淳一さんをご紹介します。

編集部:
伊藤さん、どうぞよろしくお願い致します。はじめに、プロフィールと最近の活動についてお聞かせください。



伊藤:
普段は会社勤めのサラリーマンです。岩手の花巻市にあるスズキ自動車の岩手県総販売代理店で、経理の仕事をやっております(銀行交渉係です)。私の場合、勤務は午後4時までにしてもらっているので、それから毎日、市の図書館に行って翻訳の勉強というか、参考書読みとか、いろいろやっております。土日は毎週図書館におります。



編集部:
勉強熱心で、本当に翻訳がお好きなんですね!
そこまで翻訳に情熱を注ぐようになったきっかけはなんだったのですか?


伊藤:
大学を出てサラリーマンになったのですが、このままサラリーマンとして一生何もなく終わりたくない、何か残そうと考えた時、本の出版を思い付き、翻訳の勉強を始めました。もし翻訳家になれば本の出版ができ、この世に何か残せると思いました。
バベルの月刊誌『翻訳の世界』を書店に予約し励みにもしました。バベルの通信講座も受けておりました。その折、翻訳大学院に入学しないかと誘われて、ここまで来たら徹底的に翻訳をやってみようと思い、翻訳大学院に入学しました。
しかし、卒業までの道のりは大変なものでした。



編集部:
簡単な道のりではなかったのですね。



伊藤:
入学したのは良かったのですが、バベル翻訳大学院は、卒業するのが大変でした。何年かかっても卒業しなくてはと思い頑張ったのですが、最後の最後まで苦労しました。
逆に言えば、それが良かったと思います。楽をして世に出られるものではありません。世に出る人はみな苦労していると思います。



編集部:
なるほど。苦労したからこそ、得られるものも大きいということですね。
実際のエピソードなどもお聞かせ願えますか?



伊藤:
卒論の作品は、今回出版した「英文ライティングのための実践英文法」でしたが、これにも相当時間がかかりました。難しかったです。
日本語の文書が上手くない自分としては、小説は無理があると思い専門書の方を選びました。文書の下手な分をいくらかカバーできると思いまして。



編集部:
卒論として取り組まれたものが、今回出版の運びとなったわけですか!
出版に当たってはどんな思いを込められましたか?
 


伊藤:
原書のThe Only Grammar Bookは190ページぐらいの作品ですが、翻訳した後に日本で売るために、大学受験やTOEIC(ここは私の得意分野なのですが)の資料を参考に、できるだけ挿入させてもらいました。読者とする対象を、ここの人たちに一応絞りましたが、それ以外の一般の人にも購入してもらっております。
私の希望としましては、大学生には最初にこの原書を読んでもらい、英文読解の練習になりますから、次に私の翻訳本を読んでもらいたいと思います。
2冊必要になりますが、英文法の勉強と英文読解の勉強の両方をやってください、と。欲深く言えば、英語を勉強する日本人には全員に購入してもらいたいです。
世界の情勢を見ますと、これからは特に、英文で文書を書くのが絶対必要不可欠になっております。すべての国の人々が英語で世界に発信する時代が来ております。




編集部:
英語に対する強い思いをお持ちなのですね。ご自身の興味・強みを使って、誰かのために貢献したい、という意思も感じられます



伊藤:
私は自分の特技はなんだと聞かれたら、英文法だと答えるほどの英文法オタクです。
特に、大学受験の英文法は好きで、たいがいの参考書は持っておりますし、読んでおります。この利点を生かしたかったです。次回も生かそうと思います。



編集部:
素晴らしいお心がけだと思います。



伊藤:
ありがとうございます。
本来、英文法よりも英文読解オタクでしたが、その基礎にあるのが英文法ですから、こちらも自然とオタクになりました。
人間何か取り柄があるんじゃないですか?
 


編集部:
それぞれの特性・個性を伸ばし、生かして他者と関わる…。
それはまさに私たちバベルの目指すところでもあります。
 
さて、次の質問ですが、翻訳をする大変さもさることながら、書籍化に当たってのご苦労もあったかと思います。
そのあたりはいかがでしたか?



伊藤:
私は素人でよく分からないところがありますが、ガリ版の原稿ができていたと思いますが、大学入試で大事なところを50ページぐらい追加させてくださいと言って、いろいろ小言を言われたような気がします。
今になって、これを入れた方が良かったか悪かったかはわかりませんが。



編集部:
いろいろなやりとりがあったのですね(笑)それもまた産みの苦しみということでしょうか。
実際に出版された本をお手に取ってみて、どんなお気持ちですか?



伊藤:
翻訳大学院の卒業式の時、湯浅学長に東北の立派な翻訳家になってください、と言われたことが頭に残っております。学長は覚えているかどうか分かりませんが。
私の訳文を見てくれた西宮様には感謝しております。ありがとうございました。



編集部:
高い目標に向かっておられますね。伊藤さんならきっと、東北の皆さまを勇気づけるような存在になっていくのでしょうね。

それでは、これが最後の質問となりますが、これからの抱負や翻訳してみたい作品などはございますか?



伊藤:
今、アマゾンの英文法・語法ランキングを見ますと、「一億人の英文法」と「Forestの7TH EDITION」が、一位二位を争っております。ここ二~三か月、それが続いております。
なんとか良い本を見つけて、ここに割って入りたいです。



編集部:
『英文ライティング~』も売れ行き好調ですよね!増版も決まり(※2015年4月6日第2版)、快進撃が続いております。
ぜひこれからも素晴らしい作品を世に出していってください!

本日はどうもありがとうございました。


 
 
<PR>

『英文ライティングのための実践英文法―基礎から応用まで』
著 者  スーザン・サーマン, ラリー・シェア
訳 者  伊藤淳一

 
本書は、アメリカの英語教師で、長年にわたって現場で実践的な英文法を教え
てきたスーザン・サーマンの著書“THE ONLY GRAMMAR BOOK”の全訳です。
 
英語圏で暮らす大学生や社会人を対象に、英文法の基礎から、実際に英語で
実践的な文章をつづるテクニックまで、段階的にわかりやすく解説しています。
 
原題が「唯一の文法書」となっているように、本書の内容をマスターすれば、
実践的な英文法を過不足なく身につけることができます。
 
特にアメリカで暮らす非英語圏の出身者(移民など)を読者層として意識しているため、説明が非常に丁寧で、
 
非英語圏である日本の読者にも理解しやすい内容・構成で、基礎から応用まで網羅されているので、
大学受験を控えた高校生から、英語の読解力・表現力をアップしたい大学生、
TOEICやTOEFLで高得点を狙う社会人まで、幅広い読者層に役立ちます。
 
本書は訳者が懇切丁寧な「訳注」を加えることで補い、日本語版としての完成度を高めています。
 
生涯の「英文法のバイブル」として活用し、様々な学習シーンやビジネスシーンで、生きた英文ライティングを実践してください。

 
e-GAIA Shopにて、『英文ライティングのための実践英文法―基礎から応用まで』のご注文を承ります!
お申し込みは、こちら!!!
                     ↓     ↓     ↓


 http://babelpress.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000850&search=%B1%D1%CA%B8&sort=


他にも、『5セント玉に導かれて』(上・下巻)、『星の王子さま』、『グルテンフリーで健康生活』、『平安への道』など、バベルのオンラインワークショップでの作品が、アマゾンでご購入いただけます~♪
 

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%E3%83%90%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%80%80%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89&rh=i%3Aaps%2Ck%3A%E3%83%90%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%80%80%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89

編集部宛メールフォーム

お名前:必須

メールアドレス:必須

メールアドレス(確認用):必須
(確認の為、同じものをもう一度入力してください)

記事タイトル:必須


メッセージ:必須

ファイル添付:

削除