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『幸せな結婚生活のために』の翻訳者、浪川 静恵(なみかわ しずえ)さん

2013/12/25

12月25日号に登場の新人翻訳家は ―   浪川 静恵 (なみかわ しずえ)さん。


毎 月多くの翻訳書が出版され、新人翻訳家も多数誕生しています、これまでの出版経験を持つプロ翻訳家ばかりでなく、多様なチャンスを積極的に活用すること で、自己表現できる機会がひろがってきていることを感じます。編集部では、これらの新人翻訳家にスポットをあて、どんな方がデビューしているのかをご紹介 し、インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探っていきます。

連載93回目の12月25日号では、
『幸せな結婚生活のために』の翻訳者、浪川静恵 (なみかわしずえ)さんをご紹介します。

 



浪川 静恵さん
 
        
        
 
  書籍名: 幸せな結婚生活のために  
   
著:ジェフリー・H・ラーソン
    出 版:   バベルプレス
 

編集:
 はじめにプロフィールと最近の活動についてお聞かせください。
 

浪川:
 大学卒業後にリース会社に就職しました。リース会社退職後はアメリカでボランティアをし、帰国してからバベルの翻訳英文法やe-mail Business Writingで本格的に翻訳の勉強を始めました。
 
 現在は英国からの文献提供業務に携わっていて、英国とメールのやり取りをしたり、利用規定などの書類の粗訳をしたりしています。
 また仕事の傍らで日本大学の通信教育学部で英語学を専攻して、英語への理解を更に深めています。
 

編集:
 長い間、翻訳の勉強をされていらしたのですね。
 浪川さんが翻訳を学び、翻訳家を目指そうと思ったきっかけはどんなことですか。
 

浪川:
 中学の時から英語が得意で成績もよくて、高校受験を意識する頃から翻訳のような英語を活かせる仕事がしたいと思っていました。リース会社では英語にほとんど触れることがなかったのでいったん諦めましたが、ボランティアから帰国して、やはり翻訳家を目指すべきだ思いました。
 

編集:
 大学卒業後、社会に出られてから、改めてご自分の原点に立ち返ったという感じでしょうか。
 今回の作品、『幸せな結婚生活のために』は、浪川さんからご紹介頂いた作品ですが、どんな理由や思いがあったのでしょうか。
 

浪川:
 私自身が婚活で苦労しているので、婚活本も何冊か読みましたが、その多くは出会いから結婚までのテクニックに触れていました。テクニックも大事なのは認めますが、幸せな結婚に必要な本質的なものがあると思って調べているうちに、『Should We Stay Together』を見つけて、日本語でも読みたいなと思いました。
 また、結婚してはいけない相手に出会ってしまった時に役に立ったからです。
 

編集:
 確かに、読者への質問項目も多く、内容的にもとても理論的で、通常書店に並んでいるような婚活本とは一線を画していると思います。
 
 ここで本の内容紹介と、翻訳された感想、楽しかったこと、苦労したことをお聞かせくださいますか?
 

浪川:
 幸せな結婚生活のために』は、ブリガム・ヤング大学のジェフリー・H・ラーソン博士の20年以上にわたる研究と、結婚家族療法士としての経験に基づいて書かれていて、「愛している。これだけで結婚する理由としては十分だ」などの通説の検証、将来の結婚満足度を予見する3つの構成要素、「パートナーが、あなたの良いところではなく、悪いところばかりをあげつらう場合」など、結婚すべきでない相手と状況について触れています。さまざまなテストを通して、自分たちが幸せな結婚生活を送れるかどうか、ある程度予測できるので、結婚する前にテストをぜひ受けてみて欲しいです。たとえ悪い結果が出たとしても改善できる部分もあるので、がっかりしないで欲しいです。
 
 私個人では話し合いで決めた訳語を見落としそうになったり、原文の意味を外れない範囲で自然な日本語にするのが本当に大変でした。間違えば誤訳になってしまうので。他の翻訳者さんと行った訳文のペアチェックや、宮本先生からのチェックで訂正がたくさんあると、自分の実力を思い知らされた気がして軽くショックを受けたこともありました。
 全体では、苦労した訳語もありましたし、ただの読み物と違ってテストがついているので、表記の仕方に慣れるまで大変でした。
タイトルが割とシンプルですので、訳題や表紙のデザインを考えるのも大変でしたが、みんなで作り上げるような気がして、楽しい部分もありました。
 

編集:
 結婚家族療法士という専門分野があるのですね。いろんな分野を「科学的に検証する」アプローチは、アメリカらしいですね。
 
 この本は、結婚を考えているカップルはもちろん、パートナーと良い関係を築くためにとても参考になるので、既婚者の方たち、男性にもぜひ読んでいただきたいですね。
 
 ご自身が推薦された作品ですので、浪川さんも思い入れがあるかと思います。「本を手にされた時のお気持ちはいかがでしたか?」
 

浪川:
 「長い時間がかかったので、本当に感激しました。共訳メンバーや宮本先生、バベルプレスの皆様の協力なくして成しえなかったので、感謝の気持ちでいっぱいです。」
 

編集:
 浪川さんの提案から始まった翻訳ワークショップですが、今後も、皆さんが「これはいい作品だ!」「世の中にぜひ広めたい!」という作品がありましたら、弊社としてもぜひ取り上げて参りたいと思います。
 
 最後にこれからの抱負や翻訳してみたい作品のことなどをお聞かせください。
 

浪川:
 当面は日本大学の通信教育学部での勉強を終わらせて、もっと実力をつけたいと思っています。
 『Should We Stay Together』の8章に挙がっているような自己啓発本に翻訳のニーズがあれば、挑戦してみたいです。他にも健全に裏切りから立ち直る方法について書いてある本が手元にあるので、読んで検討してみます。
 

編集:
 学業の方もがんばってください。またお薦めの作品がありましたら、ぜひご紹介ください!
 今後も、翻訳者としてのご活躍を期待いたしております。
 
 本日は、ありがとうございました。

 

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『幸せな結婚生活のために』

あなたは、こんな通説を信じていませんか?
・結婚すべき相手は世界にただひとりだ。
・どんな人を結婚相手に選んでも、一生懸命努力すれば幸せになれる。
・愛している。これだけで結婚する理由としては十分だ。
― この本を書いたのは、こうした結婚にまつわる通説のまやかしを暴き、満足度の高い結婚生活を手に入れる方法を、みなさんにお教えするためである。(第1章より)



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