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『パンダとしろくま』 『アイスベアー ~ ほっきょくぐまたちは今…』 『ぼくはぼくなんだ』の翻訳者、熊崎 洋子(くまざき ようこ)さん

2013/11/25

11月25日号に登場の新人翻訳家は ―   熊崎 洋子 (くまざき ようこ) さん。


毎月多くの翻訳書が出版され、新人翻訳家も多数誕生しています、これまでの出版経験を持つプロ翻訳家ばかりでなく、多様なチャンスを積極的に活用することで、自己表現できる機会がひろがってきていることを感じます。編集部では、これらの新人翻訳家にスポットをあて、どんな方がデビューしているのかをご紹介し、インタビューによって翻訳出版の動機や、その背景も探っていきます。


 



最初の読者であり、
批評家である二人の娘さんと
  

 
  書籍名:
  パンダとしろくま  
    文・絵:マシュー・J・ベク
    出 版:   バベルプレス


 

       

 

  作品 新刊 
  書籍名:  
『アイスベアー
                ~ほっきょくぐまたちは今...』
  著:        ブレンダ・Z・ギバーソン
  イラスト: イリア・スピリン

  出 版:   バベルプレス
作品 2008年刊行
書籍名: 
『ぼくはぼくなんだ』
著 者:   ジェイミー・リー・カーティス
イラスト:  ローラ・コーネル
出版:      バベルプレス
 

編集:
  大変ご無沙汰致しております。今回は、2011年7月10日号以来、2回目のご登場ですが、最近の活動についてお聞かせください。
 

熊崎:
 『パンダとしろくま』を翻訳させて頂きました。今までは単独での翻訳でしたので、今回、初めての共訳です。
 完成後まもなくもう一つ、絵本の翻訳をさせて頂くことになり、ただ今、準備中です。
 

編集:
 4冊目の翻訳作品も絵本ですよね。ご参加ありがとうございます!
 
 前回の『アイスベアー』に続き、今回出版された『パンダとしろくま』と熊が続いています。熊崎さんのお名前にも「熊」が入っていますよね(笑)。
 今回の作品出版されたのは、どんな理由や思いがあったのでしょうか?
 

熊崎:
 翻訳を手掛けた当初は何も気付いていなくて、共同で翻訳を進めるうちにあれ?今回も熊シリーズだ、私の名前にも熊の文字が、と妙な親近感を覚えました(笑)。
  この絵本を訳す魅力はやはり柔らかくてほのぼのとした絵と、あどけない主人公の仕草でしょうか。
  対象は幼い子どもたちなのですが、娘たちにも日本語で読んであげたいと思いました。
 

編集:
 絵はもちろん、お話の展開も面白いですね。
 前回もお嬢様と一緒されていますが、2年も経つとすっかり成長されていますね!
 
 ここで、本の内容紹介と、翻訳された感想、楽しかったこと、苦労したことをお聞かせくださいますか?
 

熊崎:
 全く違う世界に住んでいるパンダとしろくまが、ひょんなことから知り合い、お互いの違いを感じながらも仲良くなっていく、温かい友情物語です。
  家では娘たちと「小学一年生ならどういう言葉が分かるかなあ」などと話し合い、グループミーティングでは自分では思いつかなかった訳になるほど、と勉強させられて楽しく訳すことができました。苦労したことと言えば、3人での共訳になるとみな、それぞれ味のある訳をされていて、どちらでもいい訳文になるのに一つに決定しなければならないことでしょうか。単独なら悩むことのない悩みでしたね。
 

編集: 
 なるほど~ お嬢様たちの強力なサポートがあったのですね。まさに「自分以外の人は何かしらを教えてくれる先生」なのですね。
 確かに共訳となると、どれもいい訳でそれを一つの訳語、文に絞るのは大変ですね。監訳の先生も断腸の思いだったと思います。
 
 実際に絵本を手にした時のお気持ちはいかがでしたか?
 

熊崎:
 文字も含めてあまり原書と雰囲気が変わらず、ほっとしました。そして共同作業で一つの絵本が出来上がったんだという連帯感を感じました。
 

編集:
 以前出版された『アイスベアー』も、小学図書館ニュース(少年写真新聞)の選定図書として、大きなポスターに掲載されました! 
 また、この度、障害児専門の学校が1校『ぼくはぼくなんだ』を教科書として、使いたいという申し出があったとの連絡がありました。
 こうして、ご自身の翻訳作品が選定図書に指定されたり、教科書に採用されるようになったりしたわけですが、熊崎さんのご感想をお聞かせくださいますか?
 

熊崎:
 ポスター掲載、学校の教科書採用、それぞれ決まった時は感無量でした。特に障害児専門の学校の教科書に使用されるかもとのお話を聞き、読んだ時の生徒たちの感想を聞いてみたいと思いました。今からとても楽しみです。
 

編集:
 ご自身が翻訳した作品を通じて、一人でも多くの子どもたちに読まれて、楽しんだり、いろいろ学んでくれたら最高ですね。
 今回の『パンダとしろくま』も素敵な作品ですから、たくさんの子どもたちに読んで欲しいですね。
 
 最後に、これからの抱負や翻訳してみたい作品のことなどをお聞かせくだい。
 

熊崎:
 次回、翻訳させて頂く絵本も小学校低学年向けの絵本で、3人での共訳になります。やはり翻訳を経験させて頂くことで、そのたびに色々な発見がありますね。
  これからも時間とお金が許す限り、埋もれている素敵な絵本を翻訳し続けたいと思います。
  今回に限ったことではないですが、翻訳するに当たってご指導して下さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
 

編集:
 絵本の共訳もぜひ楽しんでください。現在翻訳準備中の作品は、今、紹介してしまいますとネタバレになってしまうので、晴れて出版となりましたら、またぜひインタビューをさせてください!
 これからも翻訳者としてのご活躍を期待致しております。
 
 本日は、ありがとうございました。
 
熊崎さんに前回ご出演頂いた記事です(2011年7月10日号)

http://e-trans.d2.r-cms.jp/topics_detail4/id=621

 

☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ 

 

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① 『パンダとしろくま』
 

同じクマ科の生き物でありながら、
住んでいる場所、顔かたち、食べるもの……
 
あらゆるものが「異なる」もの同士が、ある日とつぜん出会い、それぞれの“違い”を“個性”ととらえ、興味を持って受け入れていく友情の物語です。
 
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② 『アイスベアー~ほっきょくぐまたちは今...』


 冬、春、夏、秋、そしてまたやってくる冬。
 一年を通した、北極ぐまたちの暮らしぶり、子ぐまへのしつけ、
子ぐまの成長、他の生物との共存など、現実は過酷でありながらも、
やわらかい語り口には、著者のあたたかさが感じられます。
そして、一瞬写真かと見まごうほどの、やさしいタッチで描かれたすばらしい絵の数々に、思わず息をのんでしまうことでしょう。
 
 氷がとけて、無数の生き物たちが生きていくのが困難な状況に陥っています。
彼らを、そして地球を守るために、わたしたち一人ひとりに今なにができるかのか、考えさせるきっかけを本書は与えてくれるはずです。
 
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③ 『ぼくはぼくなんだ』

 
この絵本にはちょっぴり自我に目覚めた男の子と女の子が登場します。私も自分の子供の頃を振り返る時、こういう感情を持つ時期があったような気がします。自分の気持ちをしっかりと表現しようとする大切な時期のお子様に是非読んであげて下さい。
 
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