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【ブログ】翻訳テクノロジーあれこれ by 小室誠一

機械翻訳の動向

投稿日時:2020/02/03(月) 16:35

現在メインとなっているニューラル機械翻訳は、大量の対訳ファイルを学習させることで品質が向上することが分かっています。
今後の機械翻訳の動向を知るための一つの方法が、NICT(情報通信研究機構)の機械翻訳に関するプレスリリースの注視です。

NICTが運営する「翻訳バンク」は、総務省と共に翻訳データを集積する取り組みで、確保した大量の対訳データを使って、NICTが開発した高精度自動翻訳システム「TexTra」の品質向上を図っています。

「翻訳バンク」にどのような企業、業界が協力しデータを提供しているかを知ることで、今後、どの分野の機械翻訳の品質が向上するかを予測できます。

以下、今年に入ってからのプレスリリースを見てみましょう。
 

金融特化型AI自動翻訳システムを共同開発

2020年1月15日
SMBC日興証券株式会社(代表取締役社長:清水 喜彦、以下「SMBC日興証券」)と国立研究開発法人情報通信研究機構(理事長:徳田 英幸、以下「NICT」)は、翻訳バンクのスキーム下で、SMBC日興証券が有するアナリストレポートの日英対訳データを用いて、投資情報のAI自動翻訳システムの共同研究を開始し、金融分野に特化したAI自動翻訳システムを開発しました。金融機関での翻訳バンクへの参画はSMBC日興証券が初めてです。
https://www.nict.go.jp/press/2020/01/15-1.html
 

SAPとICT分野における機械翻訳に関して提携

2020年1月29日
国立研究開発法人情報通信研究機構(本部: 東京都小金井市、理事長: 徳田 英幸、以下「NICT」)は、SAP SE(本社: ドイツワルドルフ、共同最高経営責任者: ジェニファー・モーガン/クリスチャン・クライン、以下「SAP」)と、互いの自動翻訳のリソースや技術を持ち寄り、企業の業務効率化ソフトウェア専用のAI翻訳システムの高精度化・多言語化を進め、国内外企業の業務効率化に役立つ翻訳サービスを開発していくことになりました。
https://www.nict.go.jp/info/topics/2020/01/29-1.html
 

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プロフィール

小室誠一
1990年から機械翻訳のユーザーとして活用法の研究を行う。
バベル翻訳大学院で、「翻訳者のためのテキスト処理」「翻訳支援ツール徹底活用」など、ITスキルに関する講座を担当。
 

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