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<新>翻訳に役立つソフトウェア活用法

第14回 テキスト解析ソフト「Analyze Assist」

投稿日時:2013/12/10(火) 14:30


 
第14回 テキスト解析ソフト「Analyze Assist」
 
小室 誠一  翻訳システムテクノロジスト
(バベル翻訳大学院eトランステクノロジー研究所)
 
   
 
最近ではローカライズ翻訳以外にも翻訳メモリソフトを使用することが多くなっています。
翻訳メモリソフトを使用すれば対訳ファイルが翻訳メモリとして蓄積されます。ビジネスがグローバル化した時代に、文書をバイリンガルで管理するには最適のツールです。
新たに翻訳する際に、蓄積された翻訳メモリをどの程度活用できるかを事前に知ることができれば、生産スケジュールを立てやすくなります。
今では翻訳ソフトも翻訳メモリ機能を搭載して効率化を図っていますが、単純なワードカウント以外に、翻訳メモリとの「一致率」を解析するツールが付いていないのが現状です。今回はそれを補うテキスト解析のAnalyze Assist紹介します。
 
■Analyze Assistのインストール
 
Analyze Assistは、第1回で紹介したAlign Assistと同じ、Felixという翻訳支援ソフト用のツールですが、これだけ単体で利用できます。しかも無料です。
以下のGinstrom IT Solutions のサイトからダウンロードできます。
http://ginstrom.com/AnalyzeAssist/
 
セットアップファイルを実行すると、言語の選択画面が表示されます。日本語または英語を選択できます(図1)。
 
(図1) 
 
デスクトップとスタートメニューにアイコンを作っておくと起動するのが簡単です(図2)。
 
(図2) 
 
あとは、メッセージに従ってインストールしてください。
 
さっそく起動してみましょう(図3)。画面右下の「UI言語を日本語」をクリックすると、メニューなどが日本語で表示されます。
 
(図3) 
 
■Analyze Assistの使い方
 
最初に原文ファイルと翻訳メモリファイルを指定します。
 
「Start」画面の「ファイルの解析」ところにある「ここをクリックしてください」という文字をクリックするか、「ファイル」メニューの「解析」をクリックすると「ファイルの解析」ダイアログが開きます(図4)。最初のステップ は「ファイルの指定」です。
 
(図4) 
 
「参照」をクリックして原文ファイルを指定します。
選択できるファイルは、テキストファイルの他に、MSワード、エクセル、パワーポイント、XML、HTML、PDFとなっています(図5)。
 
(図5) 
 
選択したら「Next」をクリックすると、ステップ2/3「メモリの指定」画面になるので、同じく「参照」をクリックして翻訳メモリを指定します。翻訳メモリの形式はTMXです。
指定が完了したら「Next」をクリックします(図6)。
 
(図6) 
 
ステップ3/3「設定の決定」画面が表示されます(図7)。
「ファジー・セグメントを抽出」にチェックを入れると、100%マッチ以外の文を抽出してテキストファイルに保存することができます。
 
(図7) 
 
「Finish」をクリックすると解析が実行されて結果が表示されます(図8)。
Repetitionsというのは、同じ文の繰り返しということです。
 
(図8) 
 
マッチの範囲は、「ツール」→「オプション」の「解析」ダイアログで変更できます(図9)。
 
(図9) 
 
Analyze Assistは、翻訳メモリとの「一致率」を解析する機能しかありませんが、翻訳メモリ機能が搭載された翻訳ソフトのユーザには十分に役に立つツールです。
 

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プロフィール

小室誠一
1990年から機械翻訳のユーザーとして活用法の研究を行う。
バベル翻訳大学院で、翻訳者のためのテキスト処理など、ITスキルに関する講座を担当。
また、フリーの翻訳者として毎日CATツールを使うのが嬉しくてたまらない。
ブルーグラス、バードウオッチング、俳句をこよなく愛しているが、最近は孫と遊ぶのに夢中。

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