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<新>翻訳に役立つソフトウェア活用法

第9回 翻訳作業に便利なテキストエディタ「Apsaly」

投稿日時:2013/09/25(水) 14:30


 
第9回 翻訳作業に便利なテキストエディタ「Apsaly」
 
小室 誠一  翻訳システムテクノロジスト
(バベル翻訳大学院eトランステクノロジー研究所)
 
   
 
翻訳作業に無くてはならないのがテキストエディタです。みなさんもいろいろ試して気に入ったソフトをお使いのことと思いますが、今回取り上げるApsalyは翻訳作業に役立ちそうな機能が満載です。おもな機能をいくつかピックアップして紹介します。
 
Apsalyは以下のページから無料でダウンロードできます。
最新版は4.10(2013年7月2日リリース)です。
 
■Apsalyをインストールする
 
ダウンロードしたファイルはZIP形式の圧縮ファイルです。
これを適当な場所に解凍すればインストールは完了です。
 
起動するには、フォルダを開いて、Apsaly.exe ファイル(図1)をダブルクリックします。
 
(図1) 
 
この方法でも結構ですが、そのつどフォルダを開くのもめんどうなので、デスクトップにショートカットを作成しておきましょう(図2)。
 
(図2) 
 
 
■Apsalyを使ってみる
 
Apsaly.exeをダブルクリックしてApsalyを起動し、テキストファイルを開いてみます(図3)。
メニューボタンがたくさん付いているのが分かります。
 
(図3) 
 
文書作成で良く使うのが、「範囲選択」です。
基本的な、文字範囲、行範囲、矩形範囲の3通りで選択できます。
 
矩形範囲は「Ctrl」キーを押しながらマウスで選択します(図4)。
 
(図4) 
 
任意の文字の上でダブルクリックすると同じ種類の文字が選択されるのは他のテキストエディタと同様です。これをカスタマイズするのが「特定範囲の選択」です。
 
「設定」→「環境設定」の「編集」にある「特定範囲の選択」でパターンを設定します(図5)。
 
(図5) 
 
ここでは、《.+#m》 と指定しています。正規表現で書きますが、最短一致は ? ではなくて、#m とします。これで青空文庫のルビを選択することができます。
 
《 の左にカーソルを置いて、「Ctrl」+ダブルクリックするとうまく選択できました(図6)。
 
(図6) 
 
さて、範囲選択したら、次にその部分に対して何ができるかが問題ですが、選択した状態で右クリックするとメニューが表示されます(図7)。
ここから色々な操作が実行できます。みなさんもメニューを開いて何ができるか見てください。
 
(図7) 
 
 
長文を作成していると、あとから見直したりしたくなります。そのような時に役立つのが「行マーク」です。要するに「栞」機能です。最大1000カ所まで付けられます。
 
使い方は簡単です。マークを付けたい行番号の上で右クリックして、「マーク行」→「マーク設定/解除」をクリックするだけです(図8)。
 
(図8) 
 
ここで「マーク行一覧」をクリックすれば、一覧表が表示されて、任意の行をクリックするとその行にジャンプします(図9)。
 
(図9) 
 
ここで検索置換について見ておきましょう(図10)。
 
正規表現を使った高度な検索ができます。検索文字列ボックスの右側にある「<」アイコンをクリックすると図のように「検索文字列の入力リスト」が開いて、正規表現による主な検索キーワードが選択できます。このリストは「編集」ボタンをクリックすると自由に編集できるので、目的に応じた正規表現を追加しておくと便利です。
 
(図10) 
 

 

この他、非常に多くの機能があってとても紹介しきれません。興味のある方はぜひお試しください。
 
 

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プロフィール

小室誠一
1990年から機械翻訳のユーザーとして活用法の研究を行う。
バベル翻訳大学院で、翻訳者のためのテキスト処理など、ITスキルに関する講座を担当。
また、フリーの翻訳者として毎日CATツールを使うのが嬉しくてたまらない。
ブルーグラス、バードウオッチング、俳句をこよなく愛しているが、最近は孫と遊ぶのに夢中。

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