大きくする 標準 小さくする

「差取りは悟り?既成概念の世界からいかに脱出するか?
-準備できていますか?2019年から2020年は、大きな変換の時です。
その③」






  

 

バベル翻訳専門職大学院 学長 湯浅美代子


 
 皆様こんにちは、6月、7月に引き続き8月7日号の記事をお休みしました。表題にある通り、このところ進展している画期的な世界の変化に対応するためのリサーチやそれへの理解、試行=思考・錯誤に熱中、格闘する日々を過ごしているためです。

 そんな中で、切実に感じるのは、今回の変化は画期的で、まさに、既成概念に捉われない!!という理念との格闘だという実感です。つまり、現在、共通の認識、既成概念となっているこの世界が、我々現代人の概念体系、知識体系として、世界の隅々まで浸透し、共有され、その既成概念化が、半端ないレベルに達してまとわりついているということです。

 今、起きている変化が、単にテクノロジーの変化だと言う捉え方では、今回の変化を実感するのには不十分かもしれません。言わば、5Gの世界から始まる新世界のテクノロジーの本質を知るには、認識の拡大・変容が伴う必要があるのではないかと気づいたのです。そのような本質的大変化が起きようとしているのです。凄いワクワクですね。

 これは、翻訳を学び日頃から翻訳に従事されている読者の皆様にはお分かりのように、【翻訳とは異文化との衝突を乗り越えて通じ合わせる試み】と言えるのですから、恐れるに足らず、かもしれません。今起きているテクノロジーの変化は、ある意味、翻訳の本質そのものが、世界の現象として表れているとも考えられるのです。

 それは、すなわち、既成の観念、事実となっているこれまでの文化・文明と、5Gをきっかけに表れてくる新たな文化・文明の衝突と言えますし、文明の衝突に匹敵する大きな変容・変化が起きてくる、というレベルなのです変化・変容が起きるとは、私たちの外界認識、世界認識、自己認識などの【認識システム】に大きな揺らぎが起きて従来の価値観が変化していくことを示しています。

 過去の認識方法のままでいると、現代の驚異的な情報の増殖、置き換えの時代には、これまでの蓄積した情報がすっかり古くなり、不適応誤訳 が予想されます。従って、変化に適応できる思考のためには、情報に対する感度をあげ、予想を立てては比較対照し推敲する、というように、従来の思考システムとの整合性を取りながら進めるプロセスが必要なので、結構時間と手間がかかります。今まで慣れてきた仕組みや生活習慣は、それなりに居心地がいいので、なかなか変えにくいからなのです。これまでのなじみ深い習慣が、変化の大敵!となってくるのですね。


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Gifted

 



 


 



バベル翻訳専門職大学院(
USA)  副学長 堀田都茂樹





GAFAGoogle・Apple・Facebook・Amazonの総称)は今や、先端企業の代名詞。

なぜアメリカが世界の覇権を握っているのか。なぜ、経済のみならず、政治・軍事・外交の分野でもアメリカが世界を支配しているのか。なぜアメリカから、前述のような突出した企業、起業家が次々と出てくるのか。

その差を生む大きな要因は、何なのでしょう。

それは、やはり教育の違いではないでしょうか。
特徴的なのが、ギフテッド教育の普及です。

これはアメリカに限らないのですが、たとえば10代の子どもが大人顔負けの研究や発見をすることが珍しくありません。

こういった特別な才能のある子ども、つまりGifted(神から与えられた才能を持つ人=天才)を発掘し、「ギフテッド教育」という特別な教育プログラムを受けさせているのがアメリカやカナダなのです。

「メンサ」という世界組織がありますが、ご存知でしょうか。IQテストで全人口の上位2%以内のスコアを出した人のみが加入できる非営利団体です。加入人数はトップがアメリカで約5万人、2位のイギリス2.2万人を大きく引き離しています。日本は1,500人と13位です。

メンサの本部はイギリスにあるのでヨーロッパ圏が上位に来るのはわかりますが、アメリカが日本の33倍も天才がいるというのは、人口比で考えてもおかしいと思わないでしょうか。

アメリカでは、50年以上にわたる天才発掘プログラムの研究があり、ギフテッドチルドレンの発掘と育成は国家レベルの戦略という位置づけで、数々のギフテッド教育のための団体や学校が存在します。

では、どんな子がGiftedに当てはまるのか

Giftedには国家レベルで定義がなされています。米国連邦政府では、「知性、創造性、芸術性、リーダーシップ性、または特定の学問での偉業を成し遂げる能力がある個人。またはその能力を開花させるために特別なサポートを必要とする個人を指す」と定義しています。

ほかにも全米天才児協会では「例外的な論理的能力と学習能力の才能を持つ個人を指す。分野は大きく2つ、言語化・記号化された分野(数学、音楽、言語等)、感覚運動能力の分野(絵、ダンス、スポーツ等)がある」としています。



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第230号掲載記事
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2019年9月7日号 (第230号) <新創刊2010年2月24日第1号発行/通巻第658号>

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最近世界がごちゃごちゃしています。
ロンドンでは
Brexitのデモに57万人の人が参加し、ジョンソン首相に反対した21人の与党議員が除名されました。延期は可決されたようです。香港でも逃亡犯条例改正案に反対して暴力的なデモが3か月にわたって行われました。改正は完全撤回となりました。

アメリカではテキサス・オハイオで銃乱射。数日前にまたテキサスで銃乱射。銃社会撤回のデモは何度も行われていますが銃所持禁止にはならなそうです。

国際社会が混沌として激変で目が回りそうですが、年末には少し落ち着けばいいですね。

それでは最初は香港の話題からお届けします。



香港ブックフェア、激しいデモの中、無事に開催

Hong Kong Bookfair Held Without Incident Amid Violent Protests

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Haruki Murakami: 30 Years of International Acclaim


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