大きくする 標準 小さくする

●2020年9月23日 第255号 巻頭言●

世界は翻訳である、と、知る体験をしよう!!」






  

 


バベル翻訳専門職大学院 学長 湯浅美代子 
 

 9月に入り、東京の朝夕は暑さも和らいできましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 残暑お見舞い申し上げます。
そして、あなたご自身の翻訳の探求の旅、楽しんでおいででしょうか?

 ところで、武漢発の新型コロナウイルスの出現で、世界の覇権の状況がずいぶん変化していたことに、改めて気づかされ、どういう状態なのかがよくわかる昨今ですが、世界の動き、秩序は時々刻々と移り変わっているのでしょう。

 私たちの感情やその認識システムでは、つい、一度慣れてしまうと、それがずっと続いていくというように感じてしまいがちですが、今回の新型コロナウイルスの出現と、それへの世界各国の政府の対応を振り返ってみると、単に感染症のパンデミックの問題ではなく、それが生物兵器として使われたという認識が必要なようです。

 まさに、米中アンダーグラウンド戦時状態、ともいえる事態だったのですね。戦争という言葉も、その表す内容が、時と場所、時代とテクノロジーの状況によって、随分変化や多様性があるのだということがわかります。

 これまで私たちが体験し、抱いてきた状況では、言わば「感性」ならぬ『慣性の法則』は、大きなイベントや劇的な変化が起きると慣性がほころびてしまい、変化に適応することができていくということのようです。それは、出来事の意味をどう解釈し、どう捉えるかによって、認識が変わるということです。
 つまり、この2020年は、『世界は翻訳である!』というこの記事のテーマを、生に、リアルに体験、体感する瞬間に出会うことができたという、なかなか凄い状況に遭遇したのだと言えます。

 自分が存在する現在のこの瞬間、瞬間をどうとらえるか?つまり、これまでの自分が【外界=世界】をどう捉えるのかは、人それぞれの感性、感覚という翻訳機能の結果に依存しています。それはつまり、自分自身が今受け取っている【外界=世界】の情報を、自分の経験、体験に基づく感性、感覚によって自動的に翻訳している、とも言うことができます。
 もしも、そういう自覚が始まれば、【外界=世界】はこれまでとは異なる様相へと変化していくことが予想されますね。

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●2020年9月23日 第255号 ALUMNI編集室から●

発行:バベル翻訳大学院 ALUMNI Association

更に考えてください。

翻訳と通訳の距離は縮まりつつある!?ようですが
そもそも、向き不向き、適性があるのでは?









バベル翻訳専門職大学院(USA) 副学長 堀田都茂樹
 
 

 読者の皆さん、この点はどうでしょう。

 確かに、通訳と翻訳の実務上の境界線は、メディア系の翻訳に代表されるように限りなく接近しているように見えます。

 では、その適性、向き不向きという観点から、その違いをどうお考えになりますか。
読者の中には、私は翻訳のみ、私はむしろ通訳を主体で翻訳も、と様々なお考えをお持ちかと思いますが、向き不向きという観点からの距離観をどうお考えですか。

 通訳、翻訳と言う観点から離れて考えをめぐらせると、こんなことも関係がありそうですね。

 私は試験勉強にしろ、勉強の仕方は音読、声に出して勉強するタイプです。一方、
私は必ず筆写して、書いて学ぶタイプという方もいるように思います。

 観点を替えると、英語とは音声言語と一般的に言われるように、英語圏の人たちは、
音から入って学ぶことが多いのかもしれません。文語体と口語体の距離が日本語等に比べると顕著でないこともこの辺に起因するのかもしれません。ということは、日本語を母語とする方は、文字から学ぶタイプが多い?
こんなことも通訳と翻訳の適性の違いにつながってくるのかもしれません。

 さて、皆さんはこの適性という観点から、翻訳と通訳の距離をどうお考えですか。

投稿お待ちします。


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2020年9月23日 第255号 掲載記事

第255号掲載記事
WEB版 The Professional Translator
2020年9月23日号 (第255号) <新創刊2010年2月24日第1号発行/通巻第683号>

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【新特集連載】
翻訳と通訳の距離 第2回
コロナの時代にあって、あらゆる分野で大変動が起きています。
翻訳と通訳の世界においても、デジタル通信技術によって、
質、量ともに急速に変化しているようです。
第2回目はそうした観点の記事を中心にお届けします。


コロナ禍で変わる通訳の世界と、縮まる翻訳との距離
-岡崎詩織(米国/ワシントンDC)


YouTubeから窺う 翻訳通訳のこれから
-松江万里子(ベルギー/ブリュッセル)


翻訳と通訳の距離 / デジタル通信技術
-田所美穂(米国/ワシントン州)


【連載】※毎月22日更新
『総合的な翻訳による英語教育』

第29回 翻訳と通訳はどう違うのか? ― 成田一 

【連載】※毎月22日更新
VOICES from Alumni Overseas 
第4回

顧客に近い英日翻訳者の道へ - 小早 裕子

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第150回『STICK MAN』で楽しむ絵本翻訳セミナー
-提供:(社)日本翻訳協会


【連載】
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第196回 ローマ帝国衰亡史とローマ歩兵隊の軟弱化― 川村清夫

【連載】※毎月22日更新
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第117回 東アジア・ニュースレター
―海外メディアからみた東アジアと日本 ― 前田 高昭 


【連載】※毎月7日更新
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第19回 すんなり入れる特許翻訳
— 日用品「書籍の栞」の特許訳[2]―奥田百子 


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