大きくする 標準 小さくする

●2022年5月23日 第295号 巻頭言●

「今、世界で何が起きているのか、 世界をどう感じるのか?」


バベル・グループ 代表 湯浅 美代子

 

 2019年の末頃、コロナの話題がでてきてからもう4年目、時の経つのは早いですね。然し、この時間の感覚、感じ方は人それぞれです。つい、自分の感覚、感じ方をベースに考えてしまいますが、人により、情報の捉え方、判断、その情報そのものの違いなどということもあり、これが世界の多様性を生み出しているのかもしれませんし、また、相互に色々な問題が生じる原因かもしれません。
あなたは、どうお考えでしょうか?《中略》
 しかし、時々、この、他者との違いをよく考えることによって、自己の思考が深くなります。翻訳をしていく上では、この思考の深みが大事になります。いろいろな作品を翻訳されていくと、自分の思考パターンがより深く、多様性を受け入れ、表現の豊かさを醸し出してくれます。これぞまさに「翻訳の醍醐味」とも言える瞬間でもありますね。

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●2022年5月23日 第292号 World News Insight (ALUMNI編集室から改め)●

発行:バベル翻訳専門職大学院 ALUMNI Association

 歴史をひもとく ― バグダッド(イラク)の「知恵の館」


今回は、トルコ在住のバベルの翻訳専門職大学院修了生、ハクセヴェルひろ子さんに知求翻訳図書館開館に寄せて、バグダッド(イラク)の「知恵の館」についてレポートしていただきました。

バベル翻訳専門職大学院 副学長 堀田都茂樹 

 

 皆さんは、かつてイラクのバグダッドに「知恵の館」という研究機関が存在したことをご存知ですか。知恵の館は、830年頃イスラム王朝のアッバース朝第7代カリフ、マアムーンが設立した図書館です。この時代は、マアムーンの父であるハールーン=アッラシードとマームーンが文化事業に力を入れたおかげで、バグダッドでは世界最高峰の文化が栄え、知恵の館では、国家事業として古代のギリシア語文献をアラビア語に翻訳する大事業が営まれていました。

 イラクやバグダッドという地名を聞くと、サダム・フセインの独裁政権、イラン・イラク戦争、米国主導による「テロとの戦い」という大義名分の下での欧米によるイラク攻撃やフセイン政権の崩壊、今でも断続的に続くテロなどが思い浮かびます。現在、国家としてのイラクはかつてこの地で栄えた文化とはかけ離れた存在であり、にわかには信じられないかもしれません。今回バベルが世界各地に埋もれた書籍を発掘し、翻訳してその智を共有するために知求翻訳図書館を開設すると聞いて、中世にギリシア文献を翻訳し、ヨーロッパのルネサンスに貢献した知恵の館のことが思い浮かびました。この度堀田副学長に執筆の機会をいただきましたので、知恵の館とは何だったのかについて書いてみたいと思います。

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2022年5月23日 第295号 掲載記事

第295号掲載記事
WEB版 The Professional Translator
2022年5月23日号 (第295号) <新創刊2010年2月24日第1号発行/通巻第72
2号>
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【連載最終回】                     
なまくらギフテッド随想録

第10回 鍵は好奇心と「贈与」にある-後藤雛樹

【連載】
JTA News & Topics

第168回
「翻訳者のための、読みやすい文を作るテクニック」セミナー第2回
-提供:(社)日本翻訳協会


【連載】※毎月22日更新
東アジア・ニュースレター 

第137回 東アジア・ニュースレター
―海外メディアからみた東アジアと日本 ― 前田 高昭 


【連載】
翻訳の歴史研究

第235回 梁啓超と中国の武士道の滅亡 ― 川村清夫

【連載】※毎月22日更新
『総合的な翻訳による英語教育』

第48回 「日本人が英語を学ぶ意味」― 成田一

【連載最終回】
翻訳者のキャリアアップのための コンテンツ・メイキングの方法

第11回 提案するということ-小坂貴志

【連載】※毎月7日更新
第108回 「英文メディアで読む」
急激な円安と日本経済
-円安要因は強い米経済、地政学的混乱、弱い日本経済
-前田高昭


【連載】
特許翻訳入門 ※毎月7日更新

第34回 すんなり入れる特許翻訳
-「照明制御システム」の特許訳-奥田百子 

●2022年5月23日 第292号 World News Insight (ALUMNI編集室から改め)●

発行:バベル翻訳専門職大学院 ALUMNI Association

 歴史をひもとく ― バグダッド(イラク)の「知恵の館」


今回は、トルコ在住のバベルの翻訳専門職大学院修了生、ハクセヴェルひろ子さんに知求翻訳図書館開館に寄せて、バグダッド(イラク)の「知恵の館」についてレポートしていただきました。

バベル翻訳専門職大学院 副学長 堀田都茂樹 

 

 皆さんは、かつてイラクのバグダッドに「知恵の館」という研究機関が存在したことをご存知ですか。知恵の館は、830年頃イスラム王朝のアッバース朝第7代カリフ、マアムーンが設立した図書館です。この時代は、マアムーンの父であるハールーン=アッラシードとマームーンが文化事業に力を入れたおかげで、バグダッドでは世界最高峰の文化が栄え、知恵の館では、国家事業として古代のギリシア語文献をアラビア語に翻訳する大事業が営まれていました。

 イラクやバグダッドという地名を聞くと、サダム・フセインの独裁政権、イラン・イラク戦争、米国主導による「テロとの戦い」という大義名分の下での欧米によるイラク攻撃やフセイン政権の崩壊、今でも断続的に続くテロなどが思い浮かびます。現在、国家としてのイラクはかつてこの地で栄えた文化とはかけ離れた存在であり、にわかには信じられないかもしれません。今回バベルが世界各地に埋もれた書籍を発掘し、翻訳してその智を共有するために知求翻訳図書館を開設すると聞いて、中世にギリシア文献を翻訳し、ヨーロッパのルネサンスに貢献した知恵の館のことが思い浮かびました。この度堀田副学長に執筆の機会をいただきましたので、知恵の館とは何だったのかについて書いてみたいと思います。

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